毎年恒例、1月下旬のバレンタイン特設会場。ジャン=ポール・エヴァンやピエール・エルメといった高級チョコに混じって、「これネタだろ!」的なお菓子もずいぶんたくさんある。

目を引いたのは「アーモンドチョコ」や「マカダミアチョコ」といった定番お菓子のジャンボバージョン! 見慣れた商品の何倍もあるパッケージがインパクト大だが、これ中身はどうなってるんだろう?

中身も大きいの? それとも普通サイズを何パックか詰め合わせたもの?


・開封してみた

百聞は一見にしかず! 全部買ってきて開けてみた。まずはエントリーナンバー1、チロルチョコ(参考購入価格:税抜300円)!

とはいえ、これは本物のチロルチョコではなく「チロルチョコに似せた紙箱」であることが一目瞭然。バレンタインシーズンに限らず、普段からあちこちで見かける。

予想通り、普通サイズのチロルチョコの詰め合わせだった。たっぷり27個入り。これは驚くに値せず。


エントリーナンバー2、明治「アーモンドチョコ」(参考購入価格:税抜560円)。面積にして通常サイズの1.5倍くらい、振るとゴロゴロとチョコが転がる音がする。これは期待大だ。

通常サイズが横に紙箱をスライドさせる構造なのに対し、上に向かってカパッとフタが開く。保護シートを外すと……

箱一面にアーモンドチョコが入っていた! 数えてみたら41粒!!


しかしチョコ自体のサイズは通常版と同じ。

通常サイズが88g入り、今回の商品は173g入りなので、およそ2倍の大容量タイプといったところ。もし全部食べたら、カロリーはまさかの983kcalだ!


エントリーナンバー3、明治「マカダミアチョコ」(参考購入価格:税抜560円)。


通常サイズと同様に、フィルムでしっかりパックされている。端からはがすと、これもサイズは通常版と同じ! まぁ、ナッツは本来の大きさが決まっているから、そもそも巨大化が難しいな。

通常サイズは9粒入り。ちょっとしか入っていないのが、また希少感をあおって憎いんだよね。一方のジャンボサイズは20粒入り! 十分に食べた感があるだろう。


エントリーナンバー4、森永製菓「チョコボール」(参考購入価格:税抜800円)。


このパッケージ、大きいのにちゃんと「あけくち」がある! 凝っている。


しかし中身は個包装のチョコボール。ピーナッツ9袋、いちご9袋の合計18袋入り。


チョコボールそのものが、もとから大小バラバラでサイズ差があるものの、同じ商品といっていいだろう。


ううむ。どれもドラえもんのビッグライトで照らしたようにパッケージが大きくなっているのだが、中身は通常版と変わらぬサイズ。単にファミリーパックのような大容量になっているイメージだ。まぁ、それもそうか……。


最後に明治「アポロ」(参考購入価格:税抜500円)。もう何倍かもわからないくらいビッグサイズなのだが……

「大粒」の文字が! これはもしや……


デカい! 明らかにデカい!


およそ4倍のビッグサイズ! やったよ、ついに見つけたよ!! これこそが本当にビッグライトで照らされた菓子だー!!

口の中にたっぷり広がるチョコの風味、「つぶつぶいちご」入りで果実感もアップ。通常のアポロとは段違いの食べ応えを堪能していただきたい。


・バレンタインチョコ売り場で見つけた

なお今回ご紹介した商品は、現在でもメーカー公式サイトに載るレギュラー商品や、過去にレギュラー商品だったがすでに販売終了している商品、中身は同じだが限定パッケージと思われる商品が混ざっている。

筆者はショッピングモールのバレンタイン特設会場で見つけた。デカ盛り好きの方のためのネタチョコとしてもぴったりだ。


執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.