近頃、何かと健康志向の世の中になってきたこともあって「糖質制限」や「ダイエット」といった言葉がありふれている。今じゃコンビニでプロテインが売られるのは当たり前だし、タンパク質の大切さも当たり前。その需要は右肩上がりで増加中だ。
それだけにタンパク質を豊富に含む低糖質メニューは多く売られているが、今回はさらなる可能性を感じる商品を実食! その名も「マッスルギョーザ」がどんなものか確かめてみることにした。もともと完全栄養食とも言われる餃子が、タンパク質の特化型になったら無敵なんじゃ……!
・マッスルギョーザを注文
マッスルギョーザは株式会社信栄食品の商品で、なんでも同社の従来品と比べたらタンパク質1.5倍、カロリー50%カット、脂質88%カット、糖質50%カットされているらしい。
まぁ元の数値を詳しく知らないのでどれだけスゴいのか分からないが、マッスルを名乗るくらいだから研ぎ澄まされた商品という認識でいいだろう。ただ、問題はどれだけ美味しいのか。もしバクバク食べられるような餃子だとしたら、かつてないイージーなダイエットができることになるはずだ。
我慢しなくていいなんて願ったり叶ったり。どうか夢を正夢に……! ってことで物は試しに1袋40個入り(1980円)を通販で注文してみた。
数日後、届いた商品は……
いかにも……
プロテインを連想するようなマッスル仕様
説明書きによると肉には高タンパク、低脂質な鶏ささみ肉を使用。鶏肉、野菜は国産のものだという。ふむ、ここまで相手にとって不足なし!!
・調理 → 実食
なんだかやってくれそうな気しかしないが、まずは上手に焼かねば始まらない。「美味しい上に綺麗に焼けるテクニック」を使って作っていこう。
餃子の底面に油をつけ……
しっかり蒸す
それからフライパンをしっかり回して……
ホイッ!
美しい……!(自画自賛)
出来上がった餃子から漂うスメルは、いつも食べているものと大差はないように感じる。むしろ美味しそうなくらいだが、はたしてお味はいかに。なお、マッスルという名前だけにタレなどは使用せずにそのまま食べるのがデフォ。さっそく、餃子好きの編集部・GO羽鳥とともに一口ガブリといったら……
こ、これは……!
一言で表現するなら「ソーセージのような餃子」といったところだろうか。味はほぼソーセージ。餡がギュギュギュッと詰まっており、餃子内にほとんどスペースが見当たらないのが一般的なものと決定的に違う。
これをプラスととらえるか、はたまたマイナスととらえるかは人それぞれだろうが、個人的にはどこからともなく餃子から漂うソーセージ感が気になり続けた。とはいえ……
マズいかと聞かれたらNOである。普通に食べられるし、これで低糖質ダイエットをしてと言われたら喜んでするレベル。餃子好きからすると美味しさのフィールドで物足りなさは拭えなかったが、戦場を「ダイエット」に置いていることを考えたら高い戦闘力を持っているとも言える。
・餃子に慣れていないメンバーの感想
結論「アリ」なのだが、餃子に慣れていないとクセにあまり気づかないかも? ということで、普段から餃子に慣れていない編集部メンバーにも食べてもらうことにした。まずは日頃からジム通いしており、ダイエットや筋肉について知識が豊富なサンジュン。
「んん! 全然あり! 確かにソーセージっぽい感じはするけど、これでダイエットしてって言われたら苦にならないかな。マッスルって言われなければ分からない人もいるかと思う」
……といったように好感触! お次はマッスルやダイエットとあまり接点のない中澤とあひるねこ。このマッスル餃子どうでっしゃろ?
「確かにソーセージっぽい感じはしますね。でも美味しいですよコレ」
……やはりやはり! 日常生活で餃子を食べまくる私とGO羽鳥だと警察犬のシェパード並に違いを嗅ぎ分けられたが、マッスルや餃子に疎いと全然美味しく食べられるようだ。それならば女性の感想も聞いておこう。てことで、亀沢にも食べてもらった。女性はまた違う感想になるのかな〜?
「ちょっと変わった味はするけど、普通に食べられるし美味しいですよ」
……イケた! 美味しくなるところを削ぎ落としてコレなら、多くの人はマッスルギョーザを受け入れられるのではないだろうか。無理だと感じるのは、ソーセージが嫌いな人くらい。それほどソーセージ感は強かったし、全員の意見が一致した。そこさえクリアしたら、ダイエットにマッスルギョーザを組み込むのもアリかも!
参考リンク:株式会社信栄食品「マッスルギョーザ」
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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