近年、アクションカメラの進化が目覚ましい。『GO PRO』や『insta 360』など、小型で高性能な新モデルが毎年発売されている。2019年秋に発売された『insta 360 GO』にいたっては、わずか20グラムしかない。軽量化が進むのは良いが、1つ困ったことがある。
それは夜間や暗がりでの撮影だ。撮れるには撮れるのだが、フラッシュやライトを搭載していないので、環境の明るさに依存するしかない。しかし今回、そんな時に使えそうな超コンパクトな『LUME CUBE AIR』という撮影ライトを発見した。これ1台持っておけば、ちょっとしたブツ撮りやキャンプ撮影などの時に重宝するかも!
・ギフトショー会場で発見
私(佐藤)はこの製品を、2020年2月5日から3日間の日程で開催されている「東京ギフトショー2020」の会場で発見した。カメラ用品の販売を行う「ケンコー・トキナー」のブースで見かけ、速攻で買うことを決意した。
しかし、残念なことに会場での販売は行っておらず、ビックカメラで買い求めることとなった。購入価格は税込9768円である。
・発売開始から1年
LUME CUBE AIRは2019年2月に発売開始している。まもなく新モデルが登場するらしいのだが、私は1度欲しいと思ったものは買わずにいられない性分。新モデルまで待てなかったのだ。あとで後悔するかな……。
開封して中身を見ると、本体・充電用micro USB ケーブル・ストラップ・ディフューザー(ホワイト・オレンジ)が入っている。
・背面に磁石
使い方はとてもシンプルだ。電源ボタンは本来上部にあり、長押しで起動。押すごとに25%・50%・75%・100%と段階的に調光できる。
本体下部には、ネジ穴があり三脚に装着して固定することも可能となっている。
本体背面には磁石を内蔵しているので、金属面ならどこにでも貼り付けることができる。手元が暗くなりがちなキッチンでの調理動画を撮影する際に重宝しそうだ。
・アプリで細かく設定
さらに専用アプリ「Lume-X」(iOS・Android)を使えば、明るさの調整はもちろん、フラッシュ・定常光・ストロボ(2種)などの切り替え、バッテリ残量の確認、複数台のLUME CUBEを同時にコントロールすることもスマホでできてしまう。まさにカユいところに手が届くライトと言えるだろう。
また、調光だけでなく、アプリでカメラ撮影も可能だ。
夜間、真っ暗にした部屋でライトを点けて(調光100%)撮影してみたところ、その明るさにかなり驚いた。眩しすぎる!
調光100%で人物を撮影しようとすると眩しすぎて目がヤラれるので、ディフューザーを装着しつつ、光を抑えめにすることをオススメする。
ちなみに充電時間は約1時間、50%の調光で2時間の使用が可能とのこと。いろいろ試してみたところ、ストロボ撮影などの場合はバッテリーの消費が早いように感じられた。アクションカメラで思うように撮影できない場合は、LUME CUBE AIRを使ってみてはいかだろうか?