2019年9月22日に発売開始となったアクションカメラ「insta360 GO」。わずか20グラムで、マグネット式のクリップで服にも装着でき、手軽に動画や静止画、タイムラプスやインターバル撮影を行うことができる、超優れモノである。

これをさらに楽しく使える方法はないか? 模索していたところ、良い方法を発見した。軽さを生かしてチャリ(自転車)に装着するのだ。そのままハイパーラプスを撮影してみたところ、ただチャリに乗っているだけの動画なのに、めっちゃダイナミックに! 世界が変わるといっても過言ではない!!

・自転車に装着!

使い方を模索しているなかで参考にしたのが、海外のYouTubeチャンネル「AuthenTech」だ。ガジェット系の動画を公開しているチャンネルで、insta360 GO についても、発売開始の約1カ月前の2019年8月末に動画(Insta360 GO Review: World’s Smallest Steady Cam?)を公開している。

そのなかで、スケートボードの下に製品を装着して滑っているシーンがあった。え!? そんなこと出来るの? 出来ちゃうんです! だって20グラム、なおかつ強力な磁石の力で、金属ならどこでもくっついちゃうから。


私(佐藤)もスケボーにつけて撮影したい! と思ったが、「スケボー持ってないし、未経験だから多分転んでケガする」という極めて冷静な判断を下して、スケボーは断念。その代わり、コイツの出番だ!


社用車「ロケット号」!!


見た目はボロボロ。ハンドルもどこか緩んでいるらしくグラグラしていて、走りも見た目通りの危うさである。これに insta360 GO をつけたら、本当にカッコイイ動画を撮れるのか? 3箇所に順番に装着して、20~25分間のハイパーラプス動画を撮影。撮り終わった段階で、映像を確認するという手順で行った。


・落ちないのか?

これに挑むに当たって、もっとも心配したのは、製品の落下だ。強力な磁力でも、自転車に乗っていると時々段差などで跳ねてしまうことがある。その弾みで落下して、自転車の後輪で自ら踏んづけたりしないだろうか? それはそれで “おいしい” のだが、せっかく気に入ったのに、使用開始からわずか1週間で、ダメにしたくなかった。


自転車にくっつけた後に何度も装着感を確認すると、よほどの段差を跳ねない限り落ちそうにないことがわかったので、撮影を開始した。


・本当に撮れているのか?

最初にハンドルの前方につけて約20分走る。次に方向を変えて、自転車の後方につけて約20分。さらにハンドルの後方(自分側)につけてさらに約20分走った。おおむね1時間自転車を乗り回した後、帰ってきて動画を確認。すると……


ハンドル前方は……撮れてる!


自転車後方は……撮れてる!


ハンドルの後方は……撮れてる!


全部撮れていた。移動中でもカメラをバッテリーケースに装着して、スマホに接続すれば、撮影した動画を専用アプリで確認できる。


難しい作業ではないのだが、度々バッテリーケースを取り出してスマホにつなぐのは、ちょっと面倒だ。出来ればワイヤレスで録画内容を確認できるようになると良い。


・いい画が撮れる!!

さて、動画をスマホにダウンロードして、3本の動画をほど良くつないでみる。フリーで使える音楽を入れて完成だ。出来上がった動画を見たら……



おお~~! かなりイイ感じ!! ただ自転車に乗っただけなのに、ここまでカッコよくなるとは。こりゃ、自転車に乗るのが楽しくなりそうだ。

……というわけで、日常に新しい刺激を求めているのなら、insta360 GOはきっとその期待に応えてくれるぞ!


参考リンク:YouTube
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24