加熱式たばこ市場において、アイコスの独走は続いている。ライバルブランドも新製品の投入、サービスや価格の刷新を図っているものの、なかなかその牙城を崩すには至っていない。そういう私(佐藤)も、アイコスを使い始めてから早いもので3年が経ち、いろいろな加熱式たばこの器具を使った結果、やっぱりアイコスが1番良いのかな? と思っている現状だ。
しかしアイコスには、1つだけ大きな問題がある。それは、掃除が面倒くさいことだ。この掃除を怠ると、器具の寿命を縮めるだけなく、最悪壊れる原因にもなる。とはいえ、掃除はマジで面倒くさい。そこで試しに、ドン・キホーテで販売していた電動クリーナー(税別1780円)を試してみることにした。
・掃除しないと壊れる
アイコスを使っている人はご存じかと思うが、知らない人のためにアイコスの掃除について説明しよう。アイコスはホルダーにヒートスティックを差し込み、加熱してたばこを吸う器具だ。繰り返し喫煙していると、ホルダーにヒートスティックのカスがたまるので、これを綿棒(正規品が望ましい)で掃除してやる必要がある。
掃除は20本吸ったら1回はやった方が良い。私は1日1箱(20本)以上吸うので、本来であれば毎日掃除をしなければならない。だが、それが面倒くさいのである。
面倒くさいけど、放っておくと壊れる。壊れるけど面倒くさい。「面倒くさい」と「壊れる」を天秤にかけた時、「壊れる = 吸えない」という図式が頭をよぎるので、しぶしぶ掃除をしている次第だ。そのわずらわしさをいくぶん軽減してくれそうなのが、今回紹介する加熱式たばこ専用電動クリーナーである。
・電動クリーナーに挑戦
正規品ではないので安全に使用できるか不明だが、1秒でも早く綿棒掃除から解放されたい思いで購入してみた。中身は電動クリーナー本体と替えのブラシ。それに充電用のケーブルである。
本体のキャップを取ると、筒の内部に半円状のブラシがある。これが回転することによって、アイコスのホルダーの掃除ができるようだ。
実際にアイコスの掃除をしてみよう。まずはホルダーのキャップを取る。
そしてクリーナーのホルダーを押し込むと、ブラシが回転する仕組みだ。
・どれくらいキレイになる?
使ってみて、どれほどキレイになるものなのか? 普段から掃除を怠りがちな編集部・Yoshioのアイコスで検証してみよう。Yoshioのホルダーを借りると、「さっき掃除したからキレイだよ」という。見てみると……。
汚ねえ……
クリーナーで掃除したところ。
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キレイになった!
汚れの度合いにもよるが、2度3度とブラシを回してやらないと、そこそこキレイにはならない。
また、汚れがひどい場合は、ブラシが思うように回転しない場合もあるので、あらかじめ綿棒などでヒートスティックのカスを除去しておく必要がある。それから、過剰にブラシをかけると加熱するブレードのダメージを与える可能性もあるだろう。
いずれにしても、正規品ではないので、電動クリーナーの使用は慎重に行った方が良いだろう。できれば、アイコス公式の電動クリーナーが発売されることを願う。だって、掃除が面倒なんだもん!
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24