タバコ一箱およそワンコイン。昔に比べて約2倍の価格になってしまったが、これも世の流れというやつだろう。タバコは税金の狙い撃ちにされやすいことに加え、東京オリンピックに向けて「禁煙」の流れが加速しているから仕方ない。

値上がりしたものは戻らないので諦めているのだが、最近どうも「リトルシガー」の存在が気になっている。何しろ、値段が普通の紙巻きタバコに比べてガクッと落ち、昨年12月に発売されたキャメルだと360円なのだ。安かろう悪かろう……なんて気もするけど、安くてウマかったら……それって最高やん?

・リトルシガーとは

リトルシガーとは、たばこ葉を原料にして作られた巻紙でたばこを巻いた商品。見た目はほぼ紙巻きだが、たばこ税法上は葉巻たばこに分類される。また、葉巻たばこということでタールやニコチンの値は記載されていない。

JTのHPによると、豊かで香り高いことが特徴でありながら紙巻たばこの手軽さを兼ね備えているとのことだが、はたして紙巻きから転身できるほどのものなのか。ちなみにJTは、2020年3月6日から新たに「キャメル」ブランドのメンソール商品を発売する予定……売れているから追撃に踏み切ったのだろうか。

・紙巻きタバコとどう違う?

まぁそんな推測はおいといて、今回「キャメル・シガー・メンソール・ボックス」を購入した。圧倒的な喫煙率だったのにもかかわらず、最近は禁煙や加熱式に移行……さらに移行したかと思ったら紙巻きに戻ったりといろんなメンバーがいる当編集部。その中でも紙巻きタバコを愛する3人で吸ってみた。で、感想はというと……

P.K.サンジュン「う〜ん、これはキッツいかなぁ……。普段1ミリを吸ってるからというのもあると思うけど、ガツンと衝撃あるし口の中に苦味も残る。値段は魅力……と言っても、今吸ってる紙巻きの方がいいかなぁ」


中澤星児「普段からメンソールを吸っているんでそこまで抵抗はないですね。ただ、臭いがキツいのと口の中に苦味が残ります。わかばとかエコーは吸ったことあるけど、メンソールの分まだこっちの方がイケるかな」


──といったようにあまりいい反応とは言えないものであった。しかし、紙巻きから加熱式、禁煙しようとして紙巻きに元どおりとフラフラしている私は……

そこそこアリだった。2人同様に口の中に苦味が残ったものの、メンソールが強烈でポテンシャルは高いように感じたからだ。もう1点気になった点といえば、紙巻きに比べて燃え方が早かったこと。これだと思わず2本連続で吸ったりすることになりそう。

とはいえ、このクオリティならばリトルシガーで満足する喫煙者も決して少なくないだろう。私は現時点だと転身に踏み切らないが、今後さらに値上がりするようならば……もしくはキャッシュバックでお得にならないようになったら考えたい。

参照元:JT
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.