どうやら今年のヴィレッジヴァンガードの福袋は「令和」が1つのキーワードらしい。令和になって初めての福袋、その気持ちはわからなくもないが「ピンク福袋」の令和ゴリ押しは控え目に言ってもお腹いっぱい、端的に言えば「令和ゴミ」の集合体であった。
今回ご紹介する『ブルー福袋(3600円)』の令和っぷりも凄まじく、単品のアイテムで考えた場合、これ以上に意味のない令和グッズは日本中を探しても見つからないかもしれない。さあ、日本のどこかにいる令和マニアよ。この記事をあなたに捧げよう──。
・全10種類を購入
2020年は全10種類の福袋を販売しているヴィレッジヴァンガード。その全てを購入し、もしかしたら巡り合うかもしれないお宝を探し続けているのが、我々ロケットニュース24である。ハッキリ言って、頭がおかしくなる寸前だ。
さて、ヴィレヴァンの福袋はそのほとんどがゴミであることを、今さら申し上げる必要はないだろう。また冒頭でもお伝えした通り、今年はやたらと「令和グッズ」が混入しているから困ったもの。考えてみて欲しい。逆にどんな令和グッズだったら欲しいというのか? 令和にこだわった時点でヴィレヴァンの負けは確定しているのだ。
ところがどっこい、どんなゴミでも平然と投下してくるのがヴィレヴァンのスゴイところ。そしてまた俺たちも、そんなヴィレヴァンが好きだから仕方ない。とはいえ『ブルー福袋』に入っていた令和グッズを引き当てて、心穏やかでいられる人は少ないことだろう。
・ヴィレッジヴァンガード「ブルー福袋(3600円)」の中身
・令和貯金箱
・翼型トレイ
・ルーブル開催記念Tシャツ
・魚型ペン立て
・コップのフチ雑貨(パグ)
・動くマウスキャップ
※福袋なので中身が違う場合があります。
「その他」でまとめられるゴミどもは置いておいて、やはり「令和貯金箱」についてはしっかり触れなければなるまい。この令和貯金箱、「令」と「和」の漢字がそれぞれ単独で貯金箱になっており、金メッキボディも相まってイヤでもインパクトはデカい。
さらには重さもなかなかのヘビー級で、ちょっとした鈍器である。まさに先述した「これ以上意味のない令和グッズ」にふさわしい仕上がりではなかろうか? これぞヴィレヴァン福袋の醍醐味、お金をもらってもいらないアイテムの代表格である。
・これぞヴィレヴァン
また、本日3回目となる「動くマウスキャップ」が入っていたことも記述しておきたい。おい、ヴィレヴァン! これは明らかに在庫だろ!! 普通に使えねえし、いらねーぞ! このキャップを華麗に身にまとえる、我らが佐藤パイセン級の達人なんてそう多くはないんだ!! 少しは考えろ!
というわけで、ヴィレヴァンの『ブルー福袋』も例に漏れず、やはりゴミであった。とはいえ笑えるゴミだからまだイイ。あえて名前は挙げないが、本当に全部笑えないゴミもたまにあるから──。ヴィレッジヴァンガード、恐ろしいコ。
参考リンク:ヴィレッジヴァンガード「2020年福袋」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.