そろそろ皆さん、感じていることだと思う。「タピオカ、そろそろ終わりかな……」と。この1年、そんなに好きでもないのに、タピオカを追いかけ続けてきた私(佐藤)も同様に、「終わりだな……」と思っている。しかし、ホットタピオカドリンクで何とか生きる道を模索しているのもまた事実だ。
そんな状況下で、タピオカと同じくブームを巻き起こしたチーズドッグ(ハットグ)が、違う道を歩もうとしている。その兆しとも言える商品を発見したので紹介したい。それは、チュロスとアメリカンドッグを掛け合せた「チュロドッグ」である。ソーセージをチュロスで巻いてしまうとは。マジかよ……。
・新大久保のホイチャ
チュロドッグを販売しているのは、東京・新大久保のタピオカ専門店「ホイチャ」だ。2019年夏にオープンし、お店は新大久保駅から徒歩30秒の線路沿いにある。チュロドッグは10月頃から販売を開始したとのこと。
正面のガラスには、「韓国大人気のチュロドック」と書かれている。英語表記で「CHURROS DOG」と書かれているので、厳密にはチュロドッ “グ” になると思うのだが……。まあ、細かいことはいいか。言いたいことはわかるし。ちなみに現在はタピオカ20パーセント増量キャンペーン中とのことである。
・砂糖とマスタードとケチャップ
実際に注文(1本480円)すると、揚げるのに少々時間がかかるとのこと。常に揚げたてを提供しているらしい。約5分ほど待って商品を受け取った。
一見、チーズドッグのように見える。が! グルグルと巻いてあるのはチュロスである。表面には砂糖がたっぷりとまぶしてある。さらにその上からケチャップとマスタード。これは甘いのか? それとも辛いのか?
ソーセージがチュロスの先からちょっとだけ飛び出している。ソーセージにも砂糖たっぷり。う~ん、味はまったく想像がつかない。
食べてみると、サクサクのチュロスは甘く、中のソーセージはほどよく塩が効いている。2つの味が口のなかで混ざり合うと、いわゆる「甘じょっぱい味」に仕上がる。甘味と塩味が互いに味を引き立て合っているようだ。
食い進めていくと、串の中ほどに差し掛かったところで、ソーセージまで口が届かなくなる。なのでチュロスにかぶりついて、ソーセージを上の方にスライドさせよう。
甘さと塩辛さが調和した食べ歩きフード、チュロドッグ。ハットグ・タピオカに続いて、チュロドッグが2020年のトレンドになり得るのか? 今後の動向を見守りたい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ホイチャ(HOICHA) 新大久保店
住所 東京都新宿区百人町2丁目3−25 1階
営業時間 10:00~0:00
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24