令和の怪物、誕生か──。毎年のように新星が誕生するのがスポーツ界の常だが、今週末は競馬界のスター候補生に要注目だ。
2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズの大本命は、なんといっても無敗のディープ産駒・リアアメリア。本命党だけど配当にも期待したいという貴方のために、ヒモに押さえておきたい穴馬も厳選して紹介します!
・リアアメリア、力が違う
日曜阪神のメインは芝1600m(外回り)で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ。世代最初のG1であると同時に、2歳女王を決する一戦でもある。さっそく過去の傾向を振り返っていこう。
脚質的には先行馬もそれなりに残るが、1着馬に限ると中団以降から差す馬が優勢。また、逃げた馬は近10年で一度も馬券に絡んでいない。血統的にはディープインパクト、クロフネ、ステイゴールドあたりの好走が目立つ。
そんななか今年1番人気に支持されそうなのが、⑮リアアメリアだ。過去2戦は直線一気で他馬をゴボウ抜きにする圧勝で、早くも来春クラシックの主役候補との呼び声も上がっている。折り合い面に課題を残すものの、スムーズな競馬さえ覚えればまだまだ強くなりそうだ。
力が抜けていることを考えれば、ごちゃつきにくい外枠はむしろ歓迎。ここは素質の高さを信頼して本命にします!
・一発を秘める馬は
人気馬から買うとなると、穴馬を相手に入れて配当にも期待したいところ。まあ欲張って失敗することも往々にしてあるのだが……。チャンスのありそうな伏兵を見ていこう。
まずは脚質に幅のある馬。展開が読みづらい2歳戦だけに、どのポジションからでも競馬ができる自在性は魅力。先行して良し、差して良しの⑥クリスティ、⑨マルターズディオサには注目したい。
血統的に注目したいのは、⑤ボンボヤージ。全兄に2歳重賞を2勝したファンタジストがいる血統で、この馬も早熟にある可能性を秘めている。ここで狙っておきたい1頭だ。あとは阪神コースでの実績がある⑦ロータスランド、⑪ルーチェデラヴィタあたりか。
買い目は本命の⑮リアアメリアを軸(1着固定)にしての馬単。相手に入れるのは上記で推奨した⑤⑥⑦⑨⑪。今週はこれで勝負します!
桜花賞、そしてオークスへ。同世代のライバル物語はここから始まっていく。まず最初にタイトルを獲得し、出世争いにリードするのはどの馬か。若き乙女たちの熱い戦いを見逃すな!