ロケットニュース24

禁煙外来の門を叩いて1年後、こうなった

2019年11月25日

今から約1年前、当サイトで「禁煙外来に行ってみたらこうだった」という記事を公開した。タイトル通りの内容で、すなわち、そこから私の禁煙ロードがスタートしたということ。あれから1年、現在どうなっているのかについて報告したい。

振り返れば、1年前は苦しい戦い……さえしていなかったように思う。記事でも書いた通り、戦う前に降参、つまり禁煙補助薬を飲みながらもちょくちょく吸っていたので、「タバコを吸えない苦しみ」さえまだ味わっていなかった。そこから数カ月後に、戦いが待っていたのだが。

・タバコを吸いたい欲求に関して

それはさておき、現在の私の状況について説明しよう。まず、タバコを吸いたい欲に関してだが、正直に言ってゼロ。ここ3カ月でタバコを吸いたいと思ったこともゼロだ。

ただし、今年の8月に1度はずみでタバコを吸ってしまったこともあり、今後吸う可能性がゼロとは言い切れない。「どうしても気持ちを変えたい」という状態になったら吸うかもだが、「あんな臭いもん吸ったところで気分なんて何も変わらない」と理性的に判断しているうちは大丈夫だと思う。

なお、現在私は継続禁煙日数が100日ほど(吸わないのが当たり前になったので正確に数えていない)。2019年の1月2日から禁煙が始まり、8月に17本くらい吸ってしまい今に至るから……約11カ月の間に17本吸ったことになる。

・生活上の変化

上のような状態なので、当たり前といえば当たり前だが、まず食事の前後にタバコを吸うことがなくなった。味の好みはそれほど変わらないものの、魚系の料理が前よりも好きになったかな? という印象がある。

あと、カフェに行って喫煙席しか空いてないとテンションが下がるような状態になったのは、以前には考えられない変化の1つかと思う。

・喉が楽に

それから、タバコをやめたことで、個人的には前よりも喉が痛くなることが減った気がする。タバコを吸っていた頃は季節の変わり目ごとに喉が炎症を起こしていたが、今年は一度もない。編集部で風邪が流行していたときも、何の影響も無かったし……。

ただ、これはあくまでも私個人の実感であり、検査を受けてどうこうって話ではない。もしかしたら “病は気から” 的なヤツで、「タバコをやめたから喉は大丈夫」と思い込んでいるだけかもしれない。


・体重は変わらず

そしてもう1つ、体重について。「タバコをやめたら体重が増える」的なことはよく言われる。実際、私もタバコを止めた直後は体重が増えたが、今は禁煙外来に通う前とほぼ同じ。体重の推移的には、禁煙外来に通う前(2018年10月4日)が83.6kg、で、禁煙外来通院中(2019年1月6日)が84.9kg、タバコをやめて最も太っていた時(2019年4月)の体重が86.7kg。



現在は……



82.5kg!


なので、わずかではあるが、禁煙外来に通う前よりも体重が減っている。最近かなり体重が増えたにもかかわらず、それを差し引いても体重の変化なしというのは、個人的に嬉しい誤算であった。

あともう1つ嬉しい誤算を挙げるならば、環境の変化だろう。以前に記事でお伝えしたこともあるのだが、当編集部では今が令和と思えないほどに喫煙率が高い。



そして現在も喫煙者が多いことは変わらないものの……実は喫煙率が低下しているのだ。というのも……



当サイトの編集長・GO羽鳥がいつの間にか禁煙派に転向。それもあっさりと。この流れで、タバコをやめる人が続出する……かどうかは分からないが、禁煙を継続する上で環境要因は大きいので、やめる人が増えれば私の禁煙への意思はますます強固になるだろう。

もはや、タバコを吸う原因が見つからない。吸ったところで、メリットがなさすぎる。──そう考えている次第であります。以上、1年目の報告を終わります。

参考リンク:ファイザー「禁煙外来
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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