熊本県の美里町には、歴史ある石橋が数多く残っている。たとえば、高さ約24mの年禰橋(としねばし)は、県道の主要な交通を担うために大正時代に架けられた橋だ。スゴイ迫力を放っているが、どのようにして当時これだけの石を積み上げたのだろうか……とても興味深い。

そして、橋からほど近い場所にあるのが、さらに謎が多く残る「八角トンネル」だ。なんでも山道を歩いていると、突然 “異世界への入口” のような不思議なトンネルが現れるらしい。なんだか楽しそうだぞ……ということで、さっそく異世界へ迷い込んでみることにした!

・八角トンネルを目指す

Googleマップの案内に従って国道443号から脇道に入っていくと、すぐに八角トンネルの看板を発見。山道は車両通行不可となっているから、駐車スペースに車をとめて歩いてトンネルを目指すぞ。目的地は200m先である。

木の葉が揺れる音が心地よい山道。地面の柔らかい感触も気持ちいいから散歩には最適だ。ただ、歩き始めたのがギリギリ日が暮れる前だったため、実はちょっと不気味でもある。まさか誰もいないとはな……序盤から異世界オーラ全開じゃねえか。

そして、いよいよトンネルが見えてきた。「ナゼあんな所に?」と思ってしまう場所で、トンネルが口を開けて待っている……! 

・八角トンネル

八角形の不思議なトンネルに到着。雰囲気的には、まさに現実世界と異世界をつなぐトンネルといった感じ。八角形の建造物が7基連なっていて、シンプルにすげー不思議な空間だ。

トンネルを行ったり来たりすると、タイムマシンに乗っているような気分を味わえる。もちろん乗ったことはないが、時空をワープする時にはたぶんこのような八角形のトンネルをたくさんくぐるだろう。

・熊延鉄道の遺構

聞くところによると、八角トンネルは、熊本~砥用(ともち)間を走っていた「熊延(ゆうえん)鉄道」の遺構のひとつらしい。落石や土砂崩れから線路を守るための「洞門」とのこと。形も構造も謎が多い遺構で、そもそも八角形である理由も不明だという。ほほう、面白いな。

・異世界の雰囲気を味わいたい方にオススメ

ちなみに熊延鉄道は、昭和39年(1964年)に廃線。歩いてきた山道も、かつては線路が通っていたそうだ。時代に取り残されたトンネルは、廃線好きにはたまらないはず。異世界の雰囲気を存分に味わえるスポットなので、興味があればぜひ足を運んでみてほしい。

・今回ご紹介したスポットの詳細データ

名称 八角トンネル
住所 熊本県下益城郡美里町小筵

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼駐車スペース

▼謎が多い八角トンネル

▼雰囲気抜群だったぞ