枝豆を細かく砕いてペースト状になった「ずんだ」。宮城や山形の郷土料理というイメージだが、伊達政宗とともに大河ドラマなどに登場したこともあって知名度は全国区。最近では、あちこちで「ずんだ餅」「ずんだシェイク」などのスイーツが売られている。
この秋、そんな人気拡大中の「ずんだ」が「ずんだ団子」としてコンビニスイーツ化も果たした。ずんだ好きは見逃せない一品だが、まさかの事実が判明した……
・ずんだ団子
セブンイレブンから2019年10月22日に発売された「ずんだ団子」。
手のひらサイズの小さなカップに入っていて、価格も税込192円とお手頃。コンビニスイーツだから、24時間いつでも気軽にずんだを楽しめるのも魅力だ。ずんだがたっぷり乗ってる〜!
カップの中にはたっぷりのずんだと、小ぶりなお団子が5つ入っている。ずんだ「餅」ではなく、あくまでもずんだ「団子」なため、お団子サイズなのは致し方ない。
お団子をスプーンで一つだけすくい上げてみると……ずんだがモリモリでお団子がほぼ見えない!
そのまま一口で食べてみると、シャクシャク食感のずんだがたまらない〜! 枝豆のコクがしっかりと出ていて美味しい。お団子がやや固めなのは気になったが、ずんだを絡めてよく噛んで食べると美味しくいただけた。
食べる前、お団子が小さすぎるかなと思っていたが、1つに対してずんだをたっぷりつけられるためバランスが良い。満足! 同じ日にもう一つ食べてしまった。
・実は東北で販売されていない
そのような感じで「ずんだ団子」に満足していたのだが、コンビニスイーツには期間限定のものが多いことを思い出した。もしかして「ずんだ団子」も期間限定? そう思って公式ページを見てみると、衝撃の事実を発見してしまった。
沖縄、そしてずんだの本場・東北で売られていない〜! 一体なぜ!? 気になったので、セブンイレブンのお客様相談室に聞いてみたところ、「なぜ、というのは企業秘密なのでお答えすることは出来ませんが」と前置きした上で、現状を教えていただいた。
「全国をいくつかのエリアに分けた上で、どのエリアで販売するかを決定することが多いのですが、『ずんだ団子』は東北エリアでは販売しないことに決定しました。新商品はエリアによっては時期をズラして販売開始することもあるのですが、今のところ東北では『ずんだ団子』を販売する予定すらないです」
東北で販売されない理由は教えてもらえなかったが、今後販売される予定すら全く立っていないというのは気になる……! ずんだの本場ではずんだの供給が多いから、売れないと判断したのだろうか? 東北で販売されない理由は謎のままである。
ちなみに、沖縄で発売しないのは「沖縄での販売商品は絞られており、気候なども考慮して」とのこと。沖縄で販売されない理由はアッサリと教えてもらえた。謎は深まる。
・しばらくは安心して食べられる
販売期間に関しては「2019年11月現在では限定されていない」とのこと。スイーツは次々に新商品が発売されるため、「期間限定」などの記載がなくても早くに販売が終了してしまう商品もあるらしいが、現時点で「販売期間が未定」のものは少なくとも今月なくなるといったことはないそう。
とはいえ、いつまで販売されるのかは分からないため、気になる方はお早めに。ずんだの本場では味わえない「ずんだ団子」を是非お試しあれ。