本日2019年9月20日、ついに4年に一度のラグビーW杯がここ日本で開幕する。およそ1カ月に渡ってアツい戦いが繰り広げられるが、日本代表は初戦のロシア代表に勝利して勢いに乗りたいところだ。今後のラグビー界のためにも絶対に負けられない!

今から試合開始が待ち遠しいが、大一番の前にオールブラックス(ニュージーランド代表)と日本の高校生&大学生たちの交流イベントが東京・銀座にある「METoA Cafe&Kitchen」で行われた。参加した学生は選手を目の当たりにして大興奮! それもそのはず!!

・オールブラックスを前に緊張気味の学生

オールブラックスといえば、どの国にも勝ち越しているという最強集団だから無理もない。ラグビーに携わる誰もが憧れる存在でエリート中のエリート。スーパー……いや、ハイパーエリートとも言える存在なのだ。

さて、ニュージーランド航空がオールブラックスの公式パートナーを務めている関係で実現した今回のイベント。参加したのはアントン・リナート−ブラウン選手、マット・トッド選手、サム・ホワイトロック選手の3人だ。

それに加え、なんとスペシャルゲストとしてジャシンダ・アーダーン首相まで登場したからニュージーランドの本大会にかける思いが伝わってくるようだ。まずは選手たちの軽い自己紹介を終えると、学生からの質問コーナーが始まった。以下が一問一答である。

・質疑応答

Q・ラグビーというスポーツの好きなところを教えてください


「一生の友人ができることです。また、チームスポーツなので力をあわせて目標を成し遂げること、チャレンジしなければいけないところも魅力ですかね。ラグビーが小さい頃からずっと好きで、選手になってできているから幸せです」

Q・オールブラックスは試合前のハカが有名ですが、選手にとってどういう意味がありますか?


「私たちにとって特別な儀式です。ハカは100年以上前からやっていて、先祖と繋がることができる。また、精神統一することもできますし、チームの繋がりを強めます。あとはもちろん、ニュージーランドという国のための儀式でもありますね」

Q・プレッシャーや挫折を感じることもあると思いますが、どのようにして対処していますか?


「ネガティブにとらえるのではなく、成長するチャンスと捉えたらいいと思います。挫折や失敗があったからこそ、今の自分がある訳です。また、周りからのアドバイスを大切にすることも重要だと思います。

あとこれは選手だけかもしれませんが、新聞やネットの情報に耳を傾けないことですね(笑)いいことだけでなくネガティブなことを書かれていることもあるので、必要のない情報は入れず思いつめないようにしています」

──短い時間ではあったが、質疑応答後も選手たちは気軽に写真撮影やサインに応じていた。終始、リラックスした様子で南アフリカとの試合前日でもピリピリムードはない。決戦を前にしても自然体でいられるところが王者の強さといったところか。

・オフの楽しみは?

もし決勝まで駒を進めたら11月2日まで日本に滞在することになるオールブラックス。プール戦(1次リーグ)では神奈川県、大分県、東京都、愛知県と移動するが、オフはどう過ごすのだろうか。もしかしたら大分県で温泉に入っちゃう? そのあたりを聞いてみたところ……


「実は日本で楽しみにしていることがたくさんあります。温泉も好きですし、ラーメンも大好き(笑)。美しいゴルフ場を回るのも楽しみにしています」


ぜひ日本を楽しみ、いい結果に繋げてもらいたいものだ。日本にはオールブラックスを応援する人も多いが、何よりまずは日本代表の初戦。ブレイブブロッサムズ(日本代表の愛称)の勇敢な戦いを見届けようではないか! キックオフは19時45分。歴史的な開幕戦は見逃し厳禁だ!

参考リンク:ニュージーランド航空HP
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.