見透かされている──。2019年9月10日から発売開始となった松屋の新メニュー、沖縄ラフテー風『牛と味玉の豚角煮丼』を食べてそう思わずにはいられなかった。とにかくのこの商品はあふれ出す「どうせお前らこういうのが好きなんやろ?」感がヤバい。

相手の意のままに操られるのは悔しい気持ちもあるが、あえて言ってしまおう……「はい、好きッス」と。おそらく『牛と味玉の豚角煮丼』が嫌いな男はこの世にいないハズ。松屋め……悔しいが今回は俺の負けだ。

・味は…

最初に断っておくが、ハッキリ言って沖縄ラフテー風『牛と味玉の豚角煮丼』より美味しいメニューは他にもある。殿堂入りクラスの「ゴロゴロチキンカレー」は当然として、個人的には「ビビン丼」や「うまトマハンバーグ」の方が料理自体の美味しさは上だと感じた。

だがしかし『牛と味玉の豚角煮丼』は味を超越した魔力を持っている。なぜなら牛丼の牛、角煮の豚、トドメの味玉……と、男が嫌いなはずがない三種の神器が揃ってしまっているのだから。目にしてしまったら絶対服従。指が勝手に食券を押しているハズだ。

さて、その沖縄ラフテー風『牛と味玉の豚角煮丼』は、並盛で650円。ご飯が別で生野菜付きの「豚焼肉と豚角煮のあいもり定食」は750円となっている。牛・豚・煮玉子の三銃士が揃って650円ならば、なかなかお得感がある価格設定ではなかろうか。

・ネギも最高

やってきた『牛と味玉の豚角煮丼』は写真とやや違うものの、牛・豚・煮玉子に加え「刻みネギ」と「白髪ネギ」の存在感が際立っていた。知ってやがる……! ニオイがうんぬんとか言われても98%の男はネギが好き。三銃士かと思いきや、四天王だった。

味の方はというと、牛は牛丼のいつもの牛だから間違えようがなく、そして甘めに味付けされご飯がススムくん系の豚ももちろんウマい。さらには、いつ食べようかワクワクが止まらない煮玉子。加えて2種類のネギが常にどこかにいるくらい大量に入っているから最高だ。

先述のように、料理の味そのものであれば『牛と味玉の豚角煮丼』より美味しいメニューは多くある。だが、松屋で過去に発売されたメニューも含めても “男は絶対に殺す感” は突き抜けているのではなかろうか。なお、同メニューの食券を購入した時点で殺されたものとする──。

というわけで、沖縄ラフテー風『牛と味玉の豚角煮丼』は「どうせお前らこういうのが好きなんやろ?」感があふれ出るメニューであった。どうせこういうのが好きなそこのあなた。素直になって松屋に足を運んでみよう。まんまと注文してしまってもいいではないか。

参考リンク:松屋
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼ピンポイントで男を殺しにきてた。