山口県下関市には、あまりにも強烈な「打たせ湯」があると以前の記事でお伝えしたが……温泉地から5キロほど離れた場所には、神秘的すぎる絶景スポットもあるらしい。温泉宿のご主人曰く「なかなか異次元な世界が広がっています」とのこと。気になる。
つまり今回は、「神秘的な絶景が広がる異次元スポットを紹介する」という流れになる……はずだった。というのも、途中どうしてもスルーできない魔界村みたいな場所を通過したので、そちらもご覧いただきたいと思う。なかなか異次元な世界が広がっていました。
・一の俣桜公園
温泉宿で教えてもらった絶景スポットの名前は「一の俣桜公園(いちのまたさくらこうえん)」。一の俣温泉グランドホテルから5キロほど離れた場所にあり、案内看板も数多く設置されている。温泉の後に神秘的な絶景、最高かよ……ということで、車を走らせた。
5キロならスグ近くだろうと思っていたが、意外と遠く感じる。山々に囲まれた田舎道を走っているからだろうか。景色の変化はまったく見られず……この先に「異次元の世界」があるとはとても思えない。
しかし、異次元の世界までのカウントダウンは予告なしに始まっていた。感覚的には目的地である「桜公園」まで残り1キロ、もうすぐ着くな……と思っていたその時!
異次元の世界へようこそ。
イヤァァァアアアアーー!
目的地に到着……ではない。たしかに異次元ではあるが、神秘的な絶景ではないのだ。まさかの『地獄甲子園』的光景に急ブレーキを踏んでしまった。落ち着け、落ち着くんだ。気を取り直して先を目指そう。桜公園はこの先にあるはず。
・絶景である
その後、割とすぐに公園に到着。目の前の池には、美しく枯れた水没林が水面に立ち並んでいた。北海道の「青い池」を彷彿させる神秘的世界である。とても静かで不思議な感じなのだが、数分前の恐ろしい光景と少し世界観が被っているような……。
いや、そんなことはない。ちゃんと美しい。運が良ければ鯉が泳ぐ姿も見られるらしいが、この日はいくら待てども鯉は現れず。残念だ。美味しい空気も存分に味わってから引き返すことにした。ありがとう一の俣桜公園。
もちろん帰りも、例の魔界村ゾーンを通過する。その後は、ひたすら続く静かな山道。5分ほど車を走らせると温泉宿が見えてきた。なんというか、夢から目覚めるために「打たせ湯」を浴びたい気分だ。こーゆー場所、好きな人は好きだろう。興味があれば、ぜひ足を運んでみてほしい。
・今回ご紹介したスポットの詳細データ
名称 一の俣桜公園
住所 山口県下関市豊田町一ノ俣
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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▼一の俣桜公園の目印
▼駐車場もあり
▼坂道を下ると……
▼絶景が広がっていた
▼一体何だったのだろうか