当サイトはドメインを取得して11年。私(佐藤)が勤めるようになって10年が経過している。いわゆるブログメディアのなかでは老舗の部類に入るだろうか。私も45歳になって、老化に拍車がかかる一方な訳だが。

さて、そんな当サイトについて、若い利用者が多いチャットアプリで「ロケットニュースって知ってますか?」と繰り返し尋ねてみたが……。ビックリするほど反応がなかった。やっぱりそんなに知られていないのね……。

・海外にも支持層

手前みそな話で恐縮だが、当サイトは英語版( soranews.com )があり、日本だけでなく、海外にも読者層が広がっている。わざわざ私に会いに来てくれる人さえいる。つい先ほどもハワイの読者ASさんが、日本観光のついでに会いに来てくれた。彼とは、2016年に初対面して以降、年に1度は会う仲である。


・正直なプロフィール

それを踏まえて! 10代後半から20代前半のユーザーが多いチャットアプリ「ロケチャ」に、自らのプロフィールを正直に登録した。名前は「ロケットニュースさとう」、画像も偽ることなく、私のものを使用している。


ぶっちゃけ、当サイトの読者は比較的年齢が高め。若者にそれほど知られてないとは思う。だが! 少数とはいえ、知っているはず。時々街で声をかけられることもあるのだから、チャットアプリでもきっと「こいつ見たことある」ってなるはずだ。そう思い、投稿欄を開いた。


・知ってますか?

そして次のように呼びかけてみた。


「ロケットニュース24ってメディアのライターです。よろしくどうぞ~」

「ロケットニュース24ってサイト、知ってますか?」



すぐに話しかけられるだろうと思ったら、まったく反応がない。プロフィールを閲覧したことを示す「足あと」さえつかない。ウソだろ……、ちょっと目につきにくかったのかな?


・再び呼びかける

あらためて、少し言葉を変えて尋ねてみる。


「みんな知らないの? ロケットニュース24」

「ロケットニュース24、知ってる人がいたら声をかけてね」



さすがに声がかかると思ったら、誰かが話しかけてくる気配が一向にない。足あとさえもつかない。ウソだろ!?


・誰か~!

まさかこのアプリの世界で、存在しているのは私だけ? いやそんなはずはない。ホーム画面上では、いろんな人のチャットのやり取りがバンバン流れている。こんなはずはない! だってこの前もフランスから訪ねてきた人が、私に会うなり「泣きそう」って言っていたんだよ。ウソじゃない! 本当なんだ、誰かいないのか? 私の呼びかけに応えてくれる人は?


「誰か~! 誰かロケットニュース24を知っている人は、いませんか~!」



世界の中心で叫んでいる気分だったが、残念ながらこの呼びかけに応えてくれる人は、1人もいなかった……。


・1人の足あと

唯一起こったことといえば、たった1人から足あとがついたことだ。


ありがとう。大阪の若者よ。ありがとう、本当にありがとう。でも、たった1人なら、むしろ足あとゼロの方が諦めがついてよかった……。

Report:佐藤英典
Screenshot:iOS「ロケチャ」