着々と進んでいくエコ化。最近は身近なところでもエコを感じるようになってきたと思う。少し前には、スターバックスが2020年までにプラスチック製のストローを廃止して、紙製ストローに切り替えると発表した。日常でよく使われるストローがエコ化というのは、結構と気になりはしないだろうか?

またロケットニュースでも、紙製のストローを佐藤記者が体験している。そして私はこの間、ステンレス製のストローを初めて使ってみた。その際に、プラスチック製のストローには無い、ステンレス製ならではの危険性を感じたのでそれをお話ししようと思う。

・硬い材質のステンレス製ストロー

まずはステンレス製ストローを、危険だと思った実体験を話そう。私が飲んでいたドリンクはガラス瓶のようなグラスでとてもお洒落であった。いわゆる「メイソンジャー」と呼ばれるタイプのものである。

注文時は、このお洒落なドリンクにかなり舞い上がっていた。そして最初に飲んだときは普通のストローと同様、特に違和感を感じることなく飲めた。だが次第に、口の上の方にストローをぶつけてしまうようになっていく……。意識して飲めば大丈夫なのだが、プラスチック製のストローの感覚で口に運ぶと、ストローが刺さるように衝突してくるのだ。

そしてなにより、ステンレス製なのでけっこう痛い。これが小さい子供だったら、より危険なのではないのかと私は感じたのだ。この現象は私だけなのかとも思っていたが、一緒に飲んでいた知人も同様に口の中でストローがあたると言っていた。それにプラスチック製の感覚でストローを噛んでしまった知人もおり、慣れてないとこういったことが頻発するのだ。

・メリットも多いステンレス製

しかしステンレス製のストローは、悪い点ばかりではない。紙製のストローに比べると、ステンレス製は口触りも悪くないし素材特有の匂いもあまりない。それに他のストローと比べ、デザイン性も高くお洒落感も強いだろう。

それでいて、繰り返し使えてエコなのである。プラスチック製も紙製も使い切りだが、ステンレス製は洗えば何度でも使用が可能。ただ衛生面が気になる人もいるだろうが、ストロー用のスポンジブラシというのがあるのできちんとストローの中も洗うことができる。

・改善点はただ1つ「硬さ」

硬いという部分を除けば、他のストローよりも勝る点が多い。プラスチック製と比べればすごくエコであるし、紙製と比べれば口触りや素材特有の匂いも気にならない。ステンレス製は硬くて危ないという部分を考慮して作れれば、これからの時代にもっと浸透していくのではないだろうか。

プラスチック製のように曲がった形のストローにすれば、先端が刺さるように当たることは無くなるのではないかと感じた。真っすぐという構造は、いわば硬い棒のようなものである。ステンレス製ストローを使ったことがあるならば、共感してくれる人も多いのではないだろうか。

そしてまだ使ったことが無い人は、是非とも注意してほしい。これからはエコ化やデザイン性が、色んなものに対して高まっていくと思われる。日常のものが、別の素材になることも出てくるだろう。今回はストローだったが、次はもっと身近なものの材質が変わっていくかもしれない。なので形は一緒でも、初めて使うものは改めて意識をして使った方が良いと思う。

Report:mai
Photo:RocketNews24.