いつの時代も人々を魅了してやまない金(きん)。富と権力の象徴ともいえるゴールド。そんな金を庶民のグルメ・ラーメンにトッピングしたら……?

関西を中心に展開するラーメンチェーン・ずんどう屋の一部店舗で、現在「金箔トッピング」なるサービスが提供されている。味はともかく、どんな見た目か気になったので実際に食べてきた! たまには贅沢したっていいじゃない……。

・気になるのはやはり

「金箔トッピング」は2019年8月1日より提供されており、心斎橋店・新宿歌舞伎町店・京都三条店の3店舗限定での販売となっている。ラーメンに金箔を乗せるという禁断の贅沢体験に心惹かれた筆者は、さっそく京都三条店へと赴いた。

しかし金箔をトッピングするとなると、やはり気になるのは値段である。通常のラーメンより多少割高になることは覚悟せねばなるまい。1500円くらいか。いや2000円くらいまでは覚悟しておこう。そんな思いで店頭に来てみたのだが……。

5000円。

価格は5000円です(ラーメン料金は別途)。財布の中をのぞいてみると、所持金は9000円。背筋に冷たいものが走る感覚を覚えたが、ここまで来て後には引けまい。意を決して、金箔トッピングを注文した。

・スープに浮かぶ黄金郷

しかし5000円もはたいたのだ。それなりにゴージャスなものが出てきてくれないと困る。虫眼鏡で見ないと分からないような金箔だった場合、記事にすらできない可能性もあるぞ。

そんな心配をしながら、緊迫した面持ちでラーメンの到着を待つ。そして遂に着丼。

背脂たっぷりで美味しそう……って金箔は?

と思ったのも束の間、店員さんから何やらガラスの小瓶を渡される。そう、なんと自分でラーメンに金箔を振りかけて食べるスタイルなのだ! 何それ楽しそう!

それにしてもコレ、結構な量があるぞ。さすが5000円。思い切ってドバッといっちゃいますか!

うりゃあぁぁぁぁぁ!!!!!!!

力いっぱい金箔を振りかけまくった結果、スープの上に小高い黄金の山ができてしまった。なんという贅沢な光景。豊臣秀吉がラーメンを作らせたらこんなラーメンが出来上がるのかもしれない。

これまで多くのラーメンを食べ歩いてきたが、これほどラグジュアリー感のあるラーメンは初めてだ。ひとときばかりの殿様気分を味わうとしよう。

味に関しては、ぶっちゃけ通常のラーメンと変わりない。金箔を乗せたくらいで劇的に美味しくなるほど、世の中は甘くないのだ。ただ誤解のないように言っておくと、ずんどう屋のラーメン自体は普通にウマイ。こってり寄りの豚骨スープで、個人的にはかなり好きな味だ。

麺に金箔を絡ませ、スープに金箔を浮かべ、一心不乱に食べた。そしてふと思った。今日は死ねないな、と。

もし、帰りがけに事故や事件に巻き込まれて死んでしまったら大変だ。司法解剖された場合、筆者の体内からは大量の金が検出されることになる。「いったいこいつの身に何があったのか」と捜査関係者は大いに混乱するだろう。

「死亡した被害者の体内から大量の金が検出」というセンセーショナルな見出しとともに、ワイドショーを騒がせることにもなりかねない。そんな形で有名になりたくねえよ……。

・悲しい発見

それはさておき、余った金箔は持ち帰りOKだ。小瓶の中に少しだけ余っていたので、筆者も持って帰ることにした。

こってりしたラーメンを食べた後ということで甘いものが欲しくなり、帰りにファミレスに寄ることに。そこで注文したソフトクリームに金箔を散らしてみたのだが……。

インスタ女子が泣いて喜びそうな写真が撮れてしまった。ラーメンよりはるかに映えてますねえ(遠い目)。金箔ラーメンとは何だったのか……。

ということで「金箔を料理に散らすならスイーツが一番映える」という教訓を胸にしまい、家路へと就いたのでした。

〈完〉

・今回紹介したお店の情報

店名 ラー麺ずんどう屋 京都三条店
住所 京都市中京区石屋町121番地
時間 日~木:午前11時~午前3時LO 金~土:午前11時~午前6時LO
休日 年中無休(年末年始を除く)

参考リンク:ラー麺ずんどう屋
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.

▼心斎橋店、新宿歌舞伎町店、京都三条店の3店舗限定。

▼自分で金箔を散らすのが楽しい!

▼ラーメンよりも映える(震え声)