自分の想像を超える物を目の前にすると、当然ながら人は驚くもの。しかし想像を超えすぎると、笑ってしまうものである。今回紹介するのは、そんな “笑ってしまう” パン。 東京・巣鴨にあるパン屋『ブーランジェリー トースト』で販売している「超ロングソーセージ」だ。

こちらのパン、同店の人気ナンバー1らしいが、何より気になるのはサイズ。その長さは、パン界全体を見渡しても抜きん出ている。あまりに長すぎて、本当にパンなのか分からなくなるかもしれない。だが、紛れもなく「パン」である

・スタンダードなパン屋

お店の場所は巣鴨駅からほど近く、大通り沿いにある。大きい店ではないが、洋風の作りでパン屋らしい外観だ。

そして、パンはソフト系、ハード系、調理パン、焼き菓子、食パンと色んな種類がある。私が行ったときは、甘い系もしょっぱい系も、半々くらいの割合で置いていた。なので老若男女問わず、好きなパンを見つけることが出来ると思う。

・1本720円 / 半分は360円

今回取り上げる「超ロングソーセージ」のポップには、「お土産に大好評」と書いてあった。確かに、インパクトある見た目なので、お土産には最適だろう。あと「超ロングソーセージ」はすでにカット済みの2分の1サイズもあったのだが、今回は長さ重視ということで1本の方を選んだ。


・パンの長さ

さて、「超ロングソーセージ」はどれほど長いのか? ペンおよび傘と比較してみよう。決してふざけている訳ではない。真剣に比較しようとしたら、傘が必要になったのだ。ちなみに傘は大人用で、開くと半径65センチになるものを選んだ。

まず、ペンと「超ロングソーセージ」は比べ物にならない長さだった。しかし、傘と「超ロングソーセージ」は、ほぼ同じ長さ。

傘と同じようなサイズ感で横たわるパン……なんともトリッキーな絵面になってしまった。


次にメジャーを持ってきて、具体的に長さを計ってみる。お店のホームページの説明によると、「長さ1m近い超ロングソーセージ」とあるが果たしてどうなのか。

実際には「81センチ」だった。お店の説明通り、長さは1メートル近くで間違いがない。目の前で見るともっと長く感じたので、少し意外。


・実食

それにしても、こんなに長いものを食すのは生まれて初めてである。恐らくカットして、皆でシェアして食べるのが妥当なところ。しかし、折角1メートル級に生まれてきたパンだ。このまま食べてあげるのが筋のような気もする。

それに、このまま食べた方が、読者の皆さんにスケールの大きさをお伝えできるだろう。というわけで……



いただきます!


・長さにも味にも抜かりなし

頬張ると、フランパンのようなやや固めの食感。その中に、ソーセージの肉感がしっかりと感じられる。また、マスタードがパンチを効かせており、生地からはバターの風味が。インパクトある見た目とは裏腹に、非常にバランスのとれたパンだ。

しかし長いので、食べ続けていくとお腹いっぱいになるし、味にも飽きがきてしまう。なので、途中ケチャップをつけて食べてみたところ、ホットドックのようで美味しかった。それでも1人だと量が多くて、私はこの後シェアして無事完食。

「超ロングソーセージ」を食べる際は何人かでシェアしたり、何食かに分けることをオススメする。何度も言うけど、本当に長いから。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 ブーランジェリー トースト
住所 東京都豊島区巣鴨1丁目19-19 土屋ビル1F
営業時間 月~金 8:00~20:00、土 8:00~19:00
定休日 日祝

Report:mai
Photo:RocketNews24.