ロケットニュース24では以前、驚異のサウンドを奏でる楽器「マーブル・マシン」の動画をご紹介した。2016年3月に公開されたこの動画は、後に再生数1億回を超える大ヒットを記録。世界中から大きな注目を浴びた。
今回ご紹介するのは、それに次ぐ新作楽器『マーブル・マシン X』の動画である。2019年6月現在、同楽器はまだ製作途中ではあるものの、完成度の高さが伝わるデモ演奏は一見の価値アリだ。
・独特のサウンドを生み出す『マーブル・マシン X』
前作から引き続き、楽器『マーブル・マシン X』を製作しているのは、ミュージシャンのマーティン・モリンである。彼はスウェーデン出身のバンド「ウインターガタン」のメンバーだ。
動画「Marble Conveyor Belt Completed! – Marble Machine X #78」を再生すると、巨大な機械に付いているレバーを手で回し始めるマーティン・モリンが登場。やがて回転スピードが安定してくると、 “カチッ、カチッ、カチッ、カチッ” と小気味良い機械音が聞こえてくる。
その後、1:10あたりでマーティンがレバーを操作した次の瞬間、球が小さな太鼓の上に次々と落下。“ボンッ、ボンッ、ボンッ、ボンッ” と太鼓を規則正しく鳴らし始めた。
続いて、2:55あたりから鉄琴のような美しい音色が加わると……幻想的でありながらリズミカルなサウンドが完成! 機械音とハーモニーがミックスされ、独特の世界観が生み出される。
冒頭でお伝えした通り、この『マーブル・マシン X』はまだ製作途中のようだが、すでに完成度の高さがうかがえる。きっといつか、あらためて作り込んだ楽曲を披露してくれることだろう。
・日本製のパーツを使用
ちなみに、同楽器に使われているチェーンは日本製のカスタムメイドとのこと。日本製のパーツが使われているとは何とも誇らしい。ますます完成が楽しみになるばかりである。
▼「マーブル・マシン X」の動画がこちら
▼再生数が1億回を超えている「マーブル・マシン」の動画がこちら