カシャ! シャッター音が室内に響いたとき、私の頭の中にも「なんで?」という三文字が同時に響いた。まったくもって分からなかった。「カシャ!」の意味が。
なぜなら、「カシャ!」は笑顔のときだけ聞こえるはずの音であり、私はその時めちゃくちゃキレた表情をしていたのだから。したがって、「カシャ!」は響くはずがない音……。なぜだ? どうしてそうなったのか? いまだによくわからないが、起こったことをありのままに話そう。
つい先日、私はミラーレスのカメラを購入した。機種はソニーのα(アルファ)6400。以前の記事「10万円前後で最強のカメラはどれ? ヨドバシカメラ・ビックカメラ・ヤマダ電気の店員3人に聞いたら…誰もがオススメした機種があった」で、店員さんから激推しされたことを覚えている人もいるかもしれない。
で、現在は買ったばかりのα6400を色々といじくり回しているのだが、もっともハマっているのが「スマイルシャッター」なる機能である。
これはカメラが笑顔を検出したら自動で撮影するというもの。実は今から10年以上前に登場したデジカメにも搭載されていた機能らしいが、その凄さを初めて目にした私は、完全に心を奪われてしまった。
なにせ、シャッターを押さなくても、笑顔の人がいたらパシャッ! パシャ! パシャ! となるのだから。「何これ!? すごいんですけど!」という気持ちのまま、スマイル、スマイル、スマイル…….。
撮った画像を確認したら、またしてもスマイル、スマイル、スマイル…….。カメラの液晶をグルっと回転させ、自撮りモードにしてからスマイル、スマイル、スマイル…….。そんなことを繰り返していた ある夜! ふと気になったのだ。
スマイルシャッター機能をONにして……
「喜怒哀楽」の表情をしたらどうなるのだろうか?
おそらく、「喜」はスマイルを検知して自動で撮影できるだろうが、「楽」は想像がつかない。とにかく、やってみよう。ちなみに、「スマイルシャッター」機能には、微笑みでも反応する敏感なモード、通常モード、大笑いで反応する鈍感モードの3段階あるのだが、今回は通常モードでやってみることに。
まずは「喜」。
……うん、予想通り。
では「怒」。
……
……
!?
……
……
なんでやぁぁぁあああああああ!
──というわけで、実際に何が起こったのかは、YouTubeにアップした動画「【カメラ検証】笑顔を検出したら自動で撮影できるスマイルシャッターをONにして喜怒哀楽の表情をしてみた」で確認してほしい。
動画を何度見ても、私には何が起こったのかは分からない。ただ、1つだけ言えるのは、スマイルシャッターはその動作で人を笑顔にするハッピーな機能だということだ。
参考リンク:ソニー「α6400」
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼動画を視聴する際はシャッター音に注目! 「カシャと音が鳴ったとき = カメラが笑顔を検出したとき」ってことだ。
▼こちらが以前の記事「10万円前後で最強のカメラはどれ? ヨドバシカメラ・ビックカメラ・ヤマダ電気の店員3人に聞いたら…誰もがオススメした機種があった」