2019年5月17日、金曜ロードショーで『ドクター・ストレンジ』が放送される。アベンジャーズを含むこれからのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)には欠かせない超重要人物であるが、果たしてどんな能力のキャラクターなのだろうか? 5つのキーワードを元に解説したい。
・より楽しむために
マーベルを始めとするアメコミ作品を深く楽しむためには、何よりキャラ設定を理解することが重要だ。同じ「手からビームが出る能力」でも、それがアーマーによるものなのか、それとも先天的なものなのか? 知っておいた方が絶対に楽しい。
というわけで、以下でドクター・ストレンジにまつわる5つのキーワードをご紹介しよう。
・魔術師
ドクター・ストレンジは人間である。修行を経て魔術を身に付けていることから「魔術師」ということになるが、その能力は実に多い。瞬間移動、幽体離脱、次元転移などがあり、しかも元々が天才外科医だったので頭脳も明晰。ヒーローたちの相談役的存在、それがドクター・ストレンジだ。
・エンシェント・ワン
そのドクター・ストレンジの師が「エンシェント・ワン」である。魔術の力により数百年間も生き続けているとされ、世界を異次元の敵から守ることがその使命だ。とにかく強い、笑ってしまうほど強い。
・ソーサラー・スプリーム
そしてエンシェント・ワンは「ソーサラー・スプリーム(至高の魔術師)」の称号を得ている。これはマーベルユニバース最強かつ最高の魔術師に送られる称号で、同時に2人以上は存在できない。エンシェント・ワンの後を継ぎ、新たなソーサラー・スプリームになるのがドクター・ストレンジなのだ。
・モルド
ドクター・ストレンジの兄弟子「モルド」もソーサラー・スプリームを目指し、厳しい修行を積んだ1人。魔術師としての能力は極めて高いものの、原作ではドクター・ストレンジの宿敵として描かれている。正式発表はないが「ドクター・ストレンジ2」が公開される場合、敵役はモルドである可能性が濃厚だ。
・タイムストーン
宇宙にある6つのインフィニティ・ストーン。そのうちの1つが「タイムストーン」だ。その名の通り、時間を操作することができる石で、ソーサラー・スプリームがその管理をしている。タイムストーンは「アガモットの目」と呼ばれるペンダント内に保管されているが……。
特に注目は「ソーサラー・スプリーム」だ。映画の中で何度か登場するものの、そこまで深い解説はないため、初見だとスルーしがちである。今回ご紹介したソーサラー・スプリームを含む5つのキーワードを知っておくだけで、ドクター・ストレンジが10倍くらいは楽しめるハズだ。
冒頭でもお伝えしたように、今後のMCUでは中心人物となっていくことが確実視されているドクター・ストレンジ。まだ映画を観ていない人は、この機会にぜひドクター・ストレンジをご覧になってみてはいかがだろうか。
参考リンク:金曜ロードシネマクラブ
Report:P.K.サンジュン
Photo:(C)2016MARVEL
▼予告動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=0AKC-szsgC0