
昨日2019年3月21日、突然の発表に日本中の誰もが衝撃を受けたに違いない。長年活躍を続けたイチロー選手が、現役を退くこととなった。その日は東京ドームで、所属するシアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスの開幕戦2日目。イチロー選手も先発で出場していた。まさかそんなタイミングで引退を発表し、記者会見を行うことになるとは……。
ところで、45歳まで現役を続けてきた彼と、私(佐藤)は同い年。1973年に生まれた彼が一線を退くことについて、いろいろな思いが心の奥底から湧き上がってくる。若いころは、彼の活躍を見るのがイヤだった。
・いつ彼のことを知ったのか
イチロー選手と同じ歳だからといって、私が彼と自分を比較することは大変おこがましいことだと思っている。それを承知のうえで本稿を執筆していきたい。
イチロー(鈴木一朗)という野球選手のことを、いつ知るようになったのか、正直覚えていない。というのも彼の1学年下には、松井秀喜さんがいたからだ。私はそれほど野球に明るい訳ではないが、松井さんの活躍はよく覚えている。
彼らが高校球児の頃、つまり私も高校生の時は松井さんの活躍があらゆる方面で話題となっていた。プロ入りする前にすでにスターだったと言ってもいいだろう。一方のイチロー選手は、プロ入り後もしばらくはその名(鈴木一朗)を聞くことはなかった。
・自分の小ささ
彼のことを認識し始めたのは、1994年「イチロー」として選手登録した頃だと思う。故・仰木彬監督が彼の才能を見出して後は、多くの人が知るように目覚ましい活躍を積み重ねていくこととなる。
当時21歳のイチロー選手と私。あの頃の私は、彼の活躍を知ることがとてもイヤだった。それまでの日本球界における記録を次から次へと塗りかえて行き、輝かしい成績を積み上げていく彼が、眩しくて見ていられなかったのだ。あの頃の私には、何ひとつ取柄がなく、むしろ運動の分野においては人よりも劣っていると考えていた。
そして何より、「やりたい」と思うことが何も見つからなかった。働いてはいたけど働く意味もわからず、趣味らしきものもあるようなないような状況。自分が何をやりたいのかわからないのに、時間だけが過ぎていく。夏の日に沈む夕日を見るのがとても嫌いだった。何も残せないまま1日をやり過ごす自分を嫌悪していた。
そんな自分から見ると、イチロー選手はキラキラと光り輝いて見えていた。1シーズンごとに記録を塗りかえて、それまでの野球史を根底から覆していくようだった。そんな彼が同い年。ただただ自分はちっぽけな存在。自分の小ささを思い知らされるようで、彼の活躍を知ると自分が悲しくなった。
・遠くの「超人」
彼がアメリカ、メジャーリーグに行ったのは2000年。27歳の時だ。その時の私は、多少目的めいたものを持っていたが、やはり彼のことが眩しかった。むしろ、渡米によってずっとずっと遠い存在、もはや同い年と思うのはやめようとさえ思った。
「超人」と思うようにしよう。「天才」と称される人は、きっと努力もなくすごいことができる、そう思えばいい。自分の存在の小ささで傷つくのに疲れたから、彼を自分とは別の類の “何か” にすることで、収拾をつけることにした。
私が自分勝手な解釈で彼の存在を理解している間も、彼は努力を続けていた。32歳(2005年)にメジャー通算1000本安打。36歳(2009年)にメジャー通算2000本安打。そして42歳(2016年)に史上30人目、アジア人で初となるメジャー通算3000本安打を達成するに至る。45歳で引退発表をするまでの間、28年間のプロ野球生活のなかで、日米通算4367本安打を記録している。
歳を重ねるにしたがって、「イチロー選手の記録は超人的な能力によるものではなく、毎日毎日1試合1試合の積み重ね。ただひたむきに目の前のことに集中していることによって生み出されるのだ」と感じ始め、1つ1つに集中することがどれだけ大変で意義のあることか、私もわかり始めた。
・自分なりに
昨日の引退会見で、彼は「後悔はないか?」という質問に対して、こう答えた。
「他人より頑張ったということはとても言えないですけど、自分なりに頑張ってきたとははっきりと言える」
会見中に数々の名言を残しているのだが、そのなかでも特にこの言葉が私の中に残った。本当に自分自身に向き合ってきた人でなければ、言えない言葉だ。それと同時に、「自分なり」の努力は誰にでもできることでもある。偉業を成し遂げられなくても、日常のなかで自分なりに頑張ることは私にだってできる。
もはや遠くの「超人」でも「天才」でもなく、同じ人としてイチロー選手をとても身近に感じる。そう思ってしまう言葉だった。
20代の頃に彼が眩しく見えたのは、もしかしたら、ただの羨望に過ぎなかったのかもしれない。今はもうあの頃と同じ輝きではない。彼の存在は、もっともっとあたたかくて深い光を私の心の奥底に届けている。彼と同じ年に生まれたことを、誇らしく思う。
参照元:朝日新聞デジタル、サンスポ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼イチロー選手のモノマネで知られるニッチローさんがステキなことを言っている
MLBの野球殿堂入りは引退して5年後から。
イチロー選手は5年後に確実に殿堂入りすると考えると
その時イチロー選手は『51』歳
素敵です。
— ニッチロー/ NICCHIRO⚾️ (@nicchiro51) March 22, 2019
佐藤英典
その発想はなかった! イチロー選手の「イチ・メーター」が究極進化
【いい話】イチロー選手のメジャー通算3000本安打に立ち会うために「イチメーターのエイミーさん」が資金を募った結果 → 倍額以上が集まる
【珍プレー動画】ホームランを打った選手が前の走者を追い抜く → 取り消されて単打扱い
【衝撃サッカー動画】欧州王者にチームを導くのはこの男の右足!? ユベントス・ピルロ選手のフリーキックベスト10
そっくり芸人・ニッチローがイチローと双子検証した結果 → コンピューター「100%双子です」
餃子の王将に「新極王7シリーズ」登場!『極王鶏の唐揚』を食べたら「鶏の唐揚」とは明らかな違いがあった
【年末ジャンボ宝くじ開票結果】運を付けるべくウ◯コを漏らして購入したら、まさかの「プラス1.5倍の大儲け」!!
編集部が困惑するレベルで大量の「謎のスナック」が届いたので食べてみた結果 → まさかの感動の再会を果たした
ファミマの新レンジ麺があまりに “天下一品” の雰囲気なので検証してみた / その名は「こってり鶏白湯ラーメン」
うまい棒鍋に猿の塩焼きまで…25年以上活動する「謎フード公安委員会」会長に2025年ベスト5を聞いてみた!
「完全に当店の都合のみで中身を詰め込む」と宣言している『店長おまかせ福袋』を開封して感じた “適量の大切さ” について / 福袋2026
世界最大規模のティーブランド「Gong cha(ゴンチャ)」の福袋、 “福”はあまり無いがとんでもなく“華”はあった
あずきバーの井村屋「2026福箱」開封レポ!3千円台で驚きの内容量と、過剰なほど誠実な梱包の正体
山手線駅前で1泊5900円「ホテルB4T田端」が当たりだった / ユニットバスが苦手な人向けビジネスホテル
メンソレータムの福缶は1年でどう変わった? 2025年 → 2026年で比較してみたら…安定感はあるけど、来年のリピートはなしかも?
【裏側】テレビで自分の曲が流れたのに使用料が支払われてないから、JASRACに逆凸してみた一部始終
【2026年福袋特集】これまでに公開された福袋記事へのリンク集(随時更新)
2023年に炎上した「高島屋のクリスマスケーキ」を今年も買ってみた結果 → 意外な変化が…
【不穏】渋谷で白昼堂々 “怖い人が広告にスプレーで落書きしてる” 事案が発生! デスゲーム映画のプロモーションらしいけど「さすがにやりすぎ」と話題に
【検証】10年間ほぼ毎日飲んでる「コーヒー」を1週間断ってみたらこうだった
【は?】楽天で見つけた「在庫処分セール半額おせち」を買ってみた結果 → 届いた数日後にブチギレかけた
【雑草対策】カインズで598円「撒くだけで防草できる人工砂」の効果がヤバ過ぎた / お財布にも環境にも優しい超画期的アイテム
【検証】「スタバはどのサイズを頼んでも量は一緒」という動画が出回る → 実際に試してみた
オニヤンマのフィギュアが虫よけになるってほんと? 2週間かけて試してみた正直な感想
【動画あり】イチロー選手が史上30人目のメジャー通算3000本安打を達成! ネットは祝福の声で溢れる「おめでとうございます!」「泣きそう」
【無謀】フードファイター「ロシアン佐藤」に一方的に大食いバトルを挑んだら、惨敗どころの話じゃなかった!
【衝撃野球動画】大記録達成間近のイチロー選手が今季に見せたスーパープレー集
【ブレない】各紙がイチローの偉業を報じる中「デイリースポーツの一面」がさすがだと話題
【動画あり】イチロー選手が歴代最多安打記録を更新し単独で世界一に! ネットは歓喜の声で溢れる「おめでとう!」「生きる伝説になった」
【大人スイーツ】魅惑の2段クリーム! セブンイレブン「宇治抹茶のロールケーキ」がトロけるウマさ
「絵が下手な人」は半年でどこまで上手になれる? 素人がイラスト教室に通ったらこうなった
【ドラクエウォーク】ダイの大冒険とのコラボガチャを我慢するべき理由
【感動サッカー動画】ドイツのサポーターが落胆する選手にとった対応がマジでアツい!!
オタ活スケジュールアプリ「シカロ」が頼もしすぎる件について/ 推しコンテンツの予定が自動で記入されていくぞ!!
生まれつき右腕がない15歳のソフトボール選手のガッツに涙!! 彼女の内から輝く強さがハンパない!
ライブ配信アプリ「17 Live」の最高齢配信者 せんちゃん(72歳)に聞いた “ライブ配信の極意” / せんちゃん「まずは自分が楽しむこと」