あたりまえの話であるが、美味しいものには美味しそうな名前が付いているものだ。「ゴロゴロチキンカレー」や「あさりバターうどん」なんて、食べる前からウマさが伝わってくるではないか。その逆で、世の中にはイマイチ手が伸びづらい商品名も意外と存在する。

例えば、ペヤングの新商品『ホルモン入り甘辛味噌味』なんてどうだろう? 正直なことは素晴らしい。素晴らしいが、あまりにもそそられないネーミングではなかろうか? 果たしてぺヤング史上最高レベルにそそられない『ホルモン入り甘辛味噌味』のお味はいったい──。

・ペヤングの新商品

2019年3月18日から発売中のペヤングの新商品、それが『ホルモン入り甘辛味噌味』である。これまでも幾度となく破壊力満点の商品をリリースしてきたペヤングのことだから、今さら「ホルモン入り?」なんて驚きはない。むしろ「またか……」といった感じである。

それはさておき、ペヤング大好きっ子として気になるのは「ちゃんと食べられるの?」「それなりに売れるの?」ということだ。2018年12月に発売した「スカルプDやきそば」は、いまだにコンビニの棚から消えていないから、おそらく死ぬほど売れなかったのであろう。

大好きなペヤングが売れなさ過ぎて、せっかく出した新商品が流通しないのは悲しすぎる……。スーパーでたたき売りされるペヤングの姿なんて、ペヤンガーは見たくないのだ。

とはいえ、『ホルモン入り辛味噌味』は “2代目スカルプD味” の気配がプンプンする。どれだけホルモンが好きでも別にカップ焼きそばである必要もないし、1個丸々「甘辛味噌味」もなかなかキツイ。大丈夫なのか……ペヤング!

・食べてみた

というわけで、『ホルモン入り甘辛味噌味』を購入し、実際に食べてみることに。メーカー希望小売価格は税別185円、記者は近隣のコンビニで全く発見できなかったものの、スーパーで辛うじて購入した。

作り方はいつも通りのペヤングで、湯切りをしてからソースを絡めるだけ。小粒ながらホルモンはホルモンそのもののビジュアルで、焼肉屋で食べるような辛味噌っぽい香りも想像通りである。とりあえず一口食べてみると……。

意外と悪くない。ファーストコンタクトこそパンチ力はあるものの、そこまでのクドさなはく、想像よりさらっとした印象だ。ホルモンもホルモンの味で、全体的な印象としては「かなり無難な味」であった。ただし、後味はそれなりにニンニクが効いている。

なので、『ホルモン入り甘辛味噌味』と聞いて「どうなのかな~?」と思っている諸君! 意外と悪くないぞ!! めちゃめちゃウマいわけではないが普通に食える! 積極的にオススメはしないが、商品名だけで引くほどではないぞ☆

参考リンク:ペヤング
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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