飲食店を見渡せば、ワンコインでご飯を食べられるところは数多い。ブルジョアな人はさておき、一般的な金銭感覚で食事をしたら1000円の4桁まではそういかないものだ。何なら、冷凍食品で済まそうとしたならもっと安く食事ができる……と思いきや!
やはりそこはピンキリ。例えば、フランスの冷凍食品専門スーパーマーケット「Picard(ピカール)」のシチューがそう。どこかの洋食屋ならまだしも、冷凍食品で1383円(1人前)とはかなりの自信だ。仔牛のホワイトシチュー バターライス添え……実に面白い。
・興味深いので買ってみた
ということで、今回は「仔牛のホワイトシチュー バターライス添え」を買ってみた。オンラインショップで人気だったこと、単純に1383円の冷食シチューというのも興味深い。値段が値段だけに、相当ウマいに違いない。
シャレオツな箱でイメージ写真もウマそうだし!
……とまぁウマそうに見せるのは当たり前だが、取り出してみるとバターライスとシチューは真ん中で分けられている。シチューとご飯の組み合わせといえば「一緒に食べるかどうか」で論争が起きそうだなと思いつつ、「アリナシ」どちらも楽しめるような作りだった。
調理方法はレンジのみ。600Wで約5分加熱したらOKだ。見た目が機内食っぽい感じだが、レンジの中でシチューが回れば外までイイ匂いが漂ってきた。あら、いいですねぇ。
・1383円のシチューを実食
値段の分、ドキドキとワクワクが混在するなかで迎えた実食。あまりのウマさに失神してしまったらどうしよう……ってなる訳ないかと自分で自分の緊張をほぐしながら口に運んだ。すると……
意外と普通っ……!
いや、感想を言うならウマい。確かにウマい……のだが、1383円という値段を考えるとどうしても記者の貧乏舌は馴染もうとしてくれないところがある。牛肉にしっかり旨味が凝縮されていてウマいし、バターライスも味が染みていてウマい。でも……!
1383円はちょっと高いかなァのというのが率直なところ。ウマくて贅沢している感じもするけど、何だかフワッとした気持ちになった。内容量は332gと男性からするとそれほど多くないが、ボリュームはあるように感じた。
・製造は福岡県
なお、同商品はフランスから輸入しているのかと思えば、なんと製造は福岡県。ロイヤル株式会社……ロイヤルホストなどを展開するロイヤルグループなので高めの値段設定も納得だった。
ちなみにシチューと混ぜて食べるかどうかは、個人的にどちらでもウマいと思った。男性よりも女性が好きそうな一品、ササッと作れるワンランク上のシチューを食べたい時にはいいかもしれない。
参考リンク:ピカール「仔牛のホワイトシチュー バターライス添え」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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