
うかつであった。大阪王将が鍋を販売していることを今まで知らなかったなんて……実にうかつであった。こんなに鍋が好きなのに、昔から家族でよく大阪王将に行っていたのに! その大阪王将が鍋を販売していることを知らなかったなんて……マジのマジでうかつであった。
そんな気持ちになったのは、今から10日ほど前に職場近くの大阪王将へ行ったときのこと。店内に掲げられたポスターを見て、私は鍋の存在を知ったのである。もちろん、その場で鍋を注文した。そしたら……
・色々な意味で不意を打たれた鍋
まず最初に、私が発見した鍋についてお伝えしておこう。私が店内で発見したのは、『炎の餃子鍋』(690円)、『白湯(ぱいたん)餃子鍋』(690円)、『担々餃子鍋』(890円)、『味噌餃子鍋』(720円)の4種類。その中から、私は「人気No.1」だという『炎の餃子鍋』を注文してみた。
やがて運ばれてきた人気No.1の鍋。見るからに辛そうなスープの上に、見るからにモッチリとした水餃子がプカプカと浮いており、見るからに生のニラが荒々しく鎮座している。
餃子とニラの間を狙って “れんげ” を沈め、スープをひとくち飲むば……カラっ! 大阪王将の麻婆豆腐よりはるかに辛く感じる。
スープの底をあさると、キャベツや人参、もやしなどの野菜の他に、麺も入っていることを発見。しかも麺はかなり多い。
その麺をすすって、また麺をすすって、餃子を食って、スープを飲んで、麺をすすって、ニラを食って、また麺をすすって……うん、飲んだ後のシメにもいいかも……っておい!
これ、ラーメンやないか!
──その事実に気づいたとき、私は愕然とした。注文した『炎の餃子鍋』は商品名こそ鍋であり、器もまた熱々の鍋だったものの、その実態はラーメン以外の何物でもないとしか思えなかったのだ。ウマいかと聞かれればウマいが、ラーメンとしてウマい。
そして後日、残りの『白湯餃子鍋』『担々餃子鍋』『担々餃子鍋』と、ネットで見つけた『冬の大阪王将火鍋』を食べたときも、私の心の中には「これ、ラーメンやん」という感情が自然と湧き上がってきた。
もちろん、最初の『炎の餃子鍋』を食べたときから、鍋に麺が入っていることは知っている……が、いずれも鍋の中で麺の存在感が圧倒的なため、「鍋というよりは、餃子入り野菜たっぷりラーメン」という印象が拭えないのだ。
通常の鍋であれば、麺やうどんのポジションはクローザーである。しかし大阪王将において麺はバリバリの先発ピッチャー。だから上のように思ってしまうのだろう。
・名前のまんまの味
では、どんな味なのかというと……「商品名のまんま」というのが一番分かりやすいのではないだろうか。『炎の餃子鍋』はめっちゃ辛いし、『白湯餃子鍋』はめっちゃ白湯だ。
ただ1つ、『冬の大阪王将火鍋』だけは商品だけじゃ分からないかもしれない。これは薬用養命酒とコラボしたラーメン(鍋)で、4種の和漢素材が含まれているらしい。そのため、通常のラーメンとは明らかに違う。漢方っぽいというか、いかにも暖まりそうなラーメンであった。
そして、こちらの単品価格は690円。期間・数量限定となることに加え、実施店舗も限られている。
一方、『炎の餃子鍋』、『白湯餃子鍋』、『担々餃子鍋』、『味噌餃子鍋』の方は、多くの店舗で展開しているようだ。大阪王将のホームページで確認したところ、関東甲信越地方、北海道・東北地方、北陸・中部地方、九州・四国地方のメニューには、これら4つの鍋がはっきりと載っていた。
しかし、近畿地方だけは店舗によって異なる部分が大きいようだから何とも言えない。近畿にお住まいの方は、最寄りの大阪王将で確認してみてくれ。
──ざっとこんなところだろうか。とにかく、ラーメン好きは1度大阪王将の鍋を味わってみてはいかがだろう。個人的には、味噌が一番オススメかなぁ〜。コーンバターとかをトッピングできたら、さらに美味しくなりそうな気もしたぞ。
参考リンク:大阪王将「冬の大阪王将火鍋」
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
★こちらもどうぞ → 「チェーン店の1人鍋ぜんぶ食う」
▼『炎の餃子鍋』は見るからに辛そう……。さてさて、どんな鍋かな?
▼これ、ラーメンやないか!
▼単品890円と、5つの中で一番高い『担々餃子鍋』はスープが最高! つーか……
▼これ、ラーメンやないか!
▼濃厚な『白湯餃子鍋』。
▼水餃子もウマいね。どんな鍋かというと……
▼これ、ラーメンやないか!
▼寒いときは、やっぱり『味噌餃子鍋』かな〜
▼スープが暖まる〜! 5つの中では1番お気に入りかも。でも……
▼これ、ラーメンやないか!
▼販売金・数量限定の『冬の大阪王将火鍋』
▼火鍋とあるが、全然辛くない! 麺もうまいわ〜
▼これ、ラーメンやないか!
和才雄一郎
















「まだワンタン麺食べてるの?」大阪王将御徒町駅前店、ワンタンメンを超えてしまう
【危機一髪】大阪王将の店舗限定「馬力飯」を食べたら、馬力が出すぎて仕事をぶん投げかけた
【冷食】大阪王将の「水餃子」が一度食べたら冷凍庫にないと困るくらいウマいらしい → 食べてみた結果
【検証】「シェフのオススメ下さい」と注文したら何が出てくるのかやってみた『餃子の王将編』
【知ってた?】大阪王将の天津飯にラー油をかけたらマジで激ウマ
【家焼肉】プロの料理人は言った。「そんなの業スーでザブトンですよ」と。〜ぼっち忘年会最強プラン決定戦〜
【抽選結果】マックの福袋2026に編集部16人で応募してみた → 衝撃の結果に感じた「マクドナルドの一歩」
音楽好きにおすすめしたい「ミュージックバー」の飲み歩き / その夜にたどり着いた最高の1曲【ぼっち忘年会最強プラン決定戦】
『ステーキけん』が残り3店舗の絶滅危惧チェーンになっていた → 久々に行ってみたら想定外のメニューに遭遇
【未知との遭遇】謎のウマさ!『牡蠣陳麻婆豆腐 牡蠣ソース仕立て』は革命的なメニューかもしれない / なお絶対にランチで食べるべき
【泊まれるスーパー銭湯ランキング】記者がガチで朝まで過ごしたオススメ施設7選 / 宿泊費を抑えて大浴場・サウナ入り放題で最高だったぞー!
全国で4か所! 牡蠣もアワビも食べ放題の超豪華バイキングが圧巻「大江戸温泉物語Premium 鬼怒川観光ホテル」
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 1834話目「勇者アルティ㉚(完)」
予算5000円の「1人忘年会」は健康ランドが最強説! サウナの聖地・草加健康センターで極楽体験
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 1835話目「忘年会①」
【本日発売】「ローソンの福袋」(2160円)があまりにパンパンに詰まってて、持って帰るのちょっと恥ずい
中国「渡航自粛要請」から2週間が経った京都市内「祇園」「清水寺」「錦市場」の様子を見に行ってみた
中国「渡航自粛勧告」から1週間経った、東京・浅草を見に行ってみた
中国の「渡航自粛勧告」から2週間、現在の「奈良公園」で目の当たりにした意外な光景
【納得】ガストの「ジョブチューンで唯一不合格だった」メニューを食べてみた → 不合格にする気持ちがわかった
【検証】10年間ほぼ毎日飲んでる「コーヒー」を1週間断ってみたらこうだった
【は?】楽天で見つけた「在庫処分セール半額おせち」を買ってみた結果 → 届いた数日後にブチギレかけた
【雑草対策】カインズで598円「撒くだけで防草できる人工砂」の効果がヤバ過ぎた / お財布にも環境にも優しい超画期的アイテム
【検証】「スタバはどのサイズを頼んでも量は一緒」という動画が出回る → 実際に試してみた
【事故】楽天で買った『訳ありB級フルーツ福袋』を開封した翌日、妻から信じられないLINEが来た「メロンが…」
オリジン系中華料理店「れんげ食堂 Toshu」はもっと評価されていいと思う
【全員集合】餃子の王将で「餃子食べ放題」にチャレンジ! 男4人で3000円以上も得したゾーーーッ!!
【チェーンのチャーハン行脚】第15回:中国ラーメン揚州商人の「揚州炒飯」は完全に「中国チャーハン」だった
何度でも餃子が生き返る! 福岡の新名物「炊き餃子」は冬にこそ食べたい一品
【迷走】吉野家がラーメンだと…? 冬の新作「牛肉玉ラーメン鍋膳」を食べたら何度も自分を見失った
【ガチ検証】1人前980円! 第4の極王『極王餃子の王将ラーメン』はウマいのか? 普通の王将ラーメンと食べ比べてみた
【福岡グルメ】創業50年の老舗『大龍』はラーメン好きであれば絶対に通るべき道
『天下一品の鍋つゆ』が登場! 天一好きにはたまらない完成度 / 「家麺」スープとも比較してみた
【チェーンのチャーハン行脚】第14回:埼玉に「珍来」あり! あまりのハイレベルさに悟りが開きそうになった…
【ゴジラ尽くし】大阪王将がコラボカフェ化! ゴジラ炒飯にゴジラ担々麺、ゴジラ餃子… 必ずもらえるポスカもエモい
【裏技】バーミヤンの「W焼餃子(12コ)」は持ち帰りにすると店内注文より200円も安くなる