冷凍食品コーナーを頻繁に観察していると、商品が目まぐるしく変化していることに気づく。どの商品を出すのかは店舗によるだろうが、なんというか「意図」を感じるのだ。定番ものに季節ものなど、そこは店長の腕が試される場と言ってもいい。

……と勝手にお店の裏側を推測してみたが、数ある冷食の中で不動の位置を確保しているのが「たこ焼き」だ。大阪の定番という枠だけにとどまらず、人気はもはや全国区。確かにちょっとお腹が空いたときにちょうどいいし、おやつにもなる。言ってみれば食卓の万能プレイヤーだが、そういえば冷食のたこ焼きってどうなのだろう。

・テーブルマークのたこ焼き

食べたことはあるけど、イマイチ記憶にないので意識して食べてみるか──。ということで、スーパーで購入してみたのがテーブルマークの「ごっつ旨い 大きなたこ焼」という商品だ。6個入りで192円。1個あたり30円ちょいと たこ焼きチェーンの半額くらいの値段なので、ごっつ “旨い” と “大きい” こと、それに加えて味が良ければかなりお得だ。

ちなみに「ごっつ」という関西の言葉が気になったので調べてみたところ、テーブルマークは東京都の築地に本社を置いていた。大阪じゃないんかいとツッコミたくなるのはどうでもいいとして、商品を開封したら冷凍されたたこ焼きが6個とソースが入っていた。

冷凍食品だとソースなどの調味料が入っていない商品も珍しくないので、こういったちょっとした優しさは嬉しい。で、さっそくレンチン!

指定された時間が近づくと、レンジの外までイイ匂いが漂ってきた。そして取り出してソースをかけたらもう完成だ。爪楊枝をぶっ刺して食べようとすると……ズシリ。

中に入ったタコの重力の影響だろうか、ググッと落ちそうになるほど重さを感じる。また、サイズも男性なら一口サイズではあるものの、かなり大きめである。

・中はふわトロ

中身を確認するためナイフで切ってみたら、外はカリカリになっているのが分かる。そして中身もふわトロ! 正直、たこ焼きの中には笑えるくらいタコが小さい商品もあるが、肝心の主人公はしっかり大きかった。

一言でいえば優秀。想像していた たこ焼きよりも、しっかりと たこ焼きしている。最近の冷食がスゴいのは周知の事実だが、それにしてもよくできているなぁと感じた次第だ。味も普通に美味かったので流れるままに完食。あとトレーをそのまま捨てられるのも冷食らしく手軽でよかった。これは冷凍庫にストックするのはアリ。ただ……

・ヤバいレシピもあった

テーブルマークの公式ホームページを覗いたら、ヤバいくらいぶっ飛んだレシピがいくつか紹介されていたのが気になった。たこ焼きグラタンをはじめ、たこ焼きうどんにたこ焼きかき氷、たこ焼き鍋……マジかよと思ったが、オススメするくらいなのでウマいのだろう。今度やってみようかなァ……。

参考リンク:テーブルマーク「ごっつ旨い 大きなたこ焼」、「お好み焼き・たこ焼きレシピ
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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