西武・そごう、 ロフト、日清、キリン、ニベア、ダヴ、ケロッグ……これらは、そう、広告に苦情が集まったり、炎上したことがある企業やブランドの一部だ。
この度、ここにコカ・コーラが加わることになった。なんでも、ある飛行機内で配られた『ダイエット・コークの紙ナプキン』に書かれていたことに「気持ち悪い」「こんなのやめてほしい」といった声が集まったのだとか……。
・コーラ「何か起こるかもしれませんよ」
問題の紙ナプキンが配られたのは、デルタ航空機内でのこと。ダイエット・コークのロゴが入ったナプキンに、次のような文章が書かれていたのだ。
「機内には面白い人がたくさん乗っています。だから、ね……何か起こるかもしれませんよ」
「ちょっと時代遅れな方法かもしれないけど、ここにあなたの電話番号を書いて、機内で見つけた気になる人に渡してみてはいかがでしょう。素敵なことが起こるかもしれません」
……そう、コカ・コーラは “機内で出会った素敵な人をこのナプキンで誘ってみたら?” と、乗客たちに投げかけているのだ。ちなみにナプキンには、自分の名前と番号を書く欄も設けられている。
・「マジで気持ち悪い」「回収すべし」「面白いけどなあ」など様々な声
このナプキンがきっかけでロマンスが生まれた人もいるかもしれないが、「見知らぬ人からナンパ目的で声をかけられるのがウザい」「一人の時間を邪魔されたくない」という人もいるようだ。
ネット上には「マジで気持ち悪い。飛行機の中でジロジロ眺めてきた人から番号なんてもらいたくない」「回収すべき」などといったコメントが投稿されては、多くの「いいね」がつけられている。
その一方で、「いいアイデアだと思うけど」「何にでも文句をつけるんだな」「ネット上でコソコソ他人について調べるより、直接話しかけた方が健康的だろ」といった声も小さくない。
『USA TODAY』によると、これらの苦情に対して、コカ・コーラは「不快感を与えた人に心よりお詫びする」と謝罪。デルタ航空も同様に謝罪しながら「問題のナプキンを回収する」とのコメントを発表しているとのことだ。
参照元:The Mirror、USA TODAY、Daily Mail Online、Twitter @ducksauz(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:Rocketnews24