東京・渋谷区「広尾」といえば、おしゃれでハイソ(ハイソサエティ)な街。私(佐藤)のような田舎っぺ丸出しのオッサンには、およそ縁のない場所だ。そんな広尾に、長崎ちゃんぽんのチェーン店「リンガーハット」がオープンした。

それもただのリンガーハットではない! この街に合わせたかのような “セレブ向け” ともいえる『リンガーハットTOKYO PREMIUM 広尾』だ。なんだよ、プレミアムって!? ということで早速行ってみた。

・カフェかよ!?

お店は、東京メトロ広尾駅の2番出口から出て徒歩約3分のところにある。この界隈は、小さいながら個性的なお店が立ち並ぶ通りで、競合となるラーメン店も数軒並んでいる。

「広尾」と「リンガーハット」。この2つがうまく重なり合わない気がするのだが、実際にお店に行ってみると、コーポレートカラーの黄色がドーン! と出ている訳ではなく、外観はカフェのようだ。

店内もまた、女性が1人でも入りやすい感じのおしゃれな雰囲気。しかも! 窓際のカウンター席には電源までついている!!


さらにフリーWi-Fi!! マジでカフェかよ!


・8店舗目

実はこの高級リンガーハットは、全国にすでに7店舗存在している。東京は新橋と日比谷にあり、ここ広尾店は3店舗目だ。通常、都心エリアでは580円(税別)の長崎ちゃんぽんが、ここでは690円(税別)。


最近の健康志向の高まりを受けて、メニューは通常店よりも塩を抑えた味付けになっているという。その代わりに、イカゲソ・あさり・あおさなどの食材を加えることによって、旨味が強化されているとのことだ。


・約500グラムの野菜

今回は、野菜たっぷりちゃんぽん(税別840円)と、餃子3個(税別190円)を注文した。


野菜が約500グラムも乗ったちゃんぽんは、まるで二郎! 久々に注文したけど完食できるか心配だ。こんなに量が多かったっけ……。



・塩分を抑え、旨味を強化

見た目にはボリューミーだが、味はかなりあっさりとしている。魚介の旨味が濃厚でありながらも、後味はくどくない。ちゃんぽんと一緒に出されるドレッシングをかけて味変すると、いくらでも食べられる気がしてくる。たしかに、従来の商品よりも旨味がずっと強い。



・さらに店舗が増えるかも

リンガーハットはこの調子で、さらにプレミアム店舗を増やしていくのだろうか? もしかしたら、既存店舗もリニューアルしつつ、今までより高い価値を提供する高価格帯の戦略をとっていくのかも。いずれにしても、プレミアムなちゃんぽん・皿うどんを1度試してみて欲しい。今までの店舗にはない味に出会えるはずだ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 リンガーハットTOKYO PREMIUM 広尾
住所 東京都渋谷区広尾5-5-1
営業時間 11:00~23:00
定休日 なし

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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