みんな大好き中華まん。中華街にでもお住まいでない限り、ほとんどの人はコンビニの中華まんを購入していることだろう。そのコンビニの中華まんを食べ尽くし、本当に価値ある中華まんを探し出す超短期連載企画が「コンビニの中華まん全部食う」である。
初回の「ローソン編」ではジューシー肉まんが激ウマだと判明したが、第2回となるファミリーマートはどうだろう? ここ数年、中華まんには並々ならぬ情熱を注いでいる印象があるが、果たして──。
・7種類をレビュー
2018年12月27日現在、公式サイトによるとファミマで販売されている中華まんは全8種類である。ただし、数店舗を回ってみたものの「焼きパオズハッシュドビーフ」だけは発見できなかったから、正確には全部食っていない。今回は “店舗にあったヤツ全部食う” だと思っていただければ幸いだ。
それではさっそく、以下でファミマの中華まんをランキング形式でご紹介しよう。1位はやはり “アイツ” であった。
・7位: 炭火焼テリマヨチキンまん(150円) …… 50点
炭火焼テリマヨチキン。そう聞いて「お、買ってみようかな?」という人は何に期待しているのだろうか? きっと「炭火焼の香ばしさ」と「テリマヨ甘さ」ではなかろうか? 正直、その2つが感じられなかったためこの点数。かなりお上品にまとまっていたがもっとジャンクでいい。
・6位: こしあんまん(120円) …… 60点
ローソン編でも言いましたが、ごめんなさい。あんこは大好物なんですが、“ごまあん” はそんなに好きじゃないんです。というか、なぜ関東地方のコンビニはごまあんしか売らないのか不思議でならない。でも好きな人にはイイと思う。
・5位: ファミマプレミアム肉まん(198円) …… 70点
普通に美味しいし、通常の肉まんよりもいい材料を使っていることはわかる。またノーマル肉まんより一回りほど大きいので、そこまで高いとは感じない。ただ「うお、これがファミマプレミアムか……!」という感動はなかった。下手な中華街の肉まんよりは美味しいと思うが、それ止まり。
・4位: ビーフカレーまん(130円) …… 72点
カレーまんのカレーは “刺激強めのあん” が主流だが、ビーフカレーまんは比較的マイルドなカレーである。悪くない。ただ想定を超えたウマさではなく、あくまでスタンダードなカレーまんと言った感じ。カレーまんを食べたい気分の人にイイと思う。
・3位: 熟成生地の本格肉まん(130円) …… 90点
いわゆるノーマルタイプの肉まんだが、かなりウマい。ローソンほどではないものの、ゴロっと感じる粗挽き肉が好印象だ。大きめにカットされたタケノコも歯触りがよく、非常に完成度の高い肉まんである。個人的には、価格も含めてプレミアム肉まんより断然こっちをオススメしたい。
・2位: 湯葉包みトンポーローまん(198円) …… 95点
これはウマい。中華風 豚の角煮 “トンポーロー” がゴロゴロ入っており、その味わいはマジで本格派。プレミアム肉まんと並ぶ高額商品だが、その価値は十分にある。おそらく高級中華料理店で「トンポーローまんです」と出されたら、誰もファミマだとは気付かないハズ。それくらいウマい。
・1位: ピザまん(130円) …… 100点
やはりというべきか、圧倒的にウマかったのはピザまんである。ピザまん誕生以来、定番だった “ピザまん専用のあん” の概念をぶち壊し、ピザまんに本格トマトソースを持ち込んだファミマの功績は大きい。これによりピザまんは、新たなステージに突入したと言えるハズだ。
あふれ出すチーズも申し分なく、トマトソースもフレッシュそのもの。もし明日ファミマが倒産するならば、ピザまんの権利だけ買い取って一発当てたい……。そう思うほど、ファミマのピザまんは最高傑作だ。
というわけで、1位はやはりピザまんであった。意外といっては失礼だが、肉まんやトンポーローまんもかなりのウマさだったから、やはりファミマは中華まんに相当なカロリーを注いでいるのだろう。総じて中華まんのレベルが高い印象だ。
今回も忖度なしの正直な感想だが、それでも1個人の所感であることは記述しておきたい。あなたにとって「炭火焼テリマヨチキンまん」が最高な可能性だってもちろんある。そして予告通り「セブンの中華まん全部食う」も近日公開予定だ(ミニストップは考えます)。