2018年10月26日に発売開始となった『レッド・デッド・リデンプション2』(以下、RDR2)。アメリカの開拓時代を舞台に、ギャングの一員となって暴れ回るアクションアドベンチャーゲームだ。発売開始直後から世界的に話題となり、爆発的ヒットを記録しているこの作品の、オンライン(ベータ版)が11月30日からスタートしている。

さっそくプレイを開始してみたところ……。ただでさえ本編で理不尽と思う出来事が起きまくるというのに、オンライン版はまさしく修羅場。海外勢をふくめ他のプレイヤーが鬼畜過ぎて泣きそうになった(涙)

・11月30日からすべてのプレイヤーがプレイ可能に

オンライン版のリリースに先だって、まったく予習していなかった私(佐藤)は、てっきりゲーム本編(ストーリーモード)を引き継ぐ形でゲームが始まると思っていた。

ところが、オンライン版は同じ舞台でまったくと言って良いほど別のゲームに仕上がっている。ちなみにオンライン版をプレイするには、PlayStation Plus(月額514円)に登録する必要があるので、プレイしたい人は登録しよう。


オンラインでもストーリーの主人公アーサー・モーガンが登場するのかと思ったら、まったく見知らぬキャラクターが刑務所に連れて来られるところから始まる。その見知らぬキャラとは、自分が操作するニューキャラクターだ。


名前から身体的特徴に至るまですべてをエディットできる。もちろん性別もだ。最初の設定キャラは猛烈にブサイクなので、カッコよく作り上げよう



「ライフスタイル」という項目で、傷跡やほくろ、顔の斑点やそばかす。顔色まで細かく設定できるところが面白い。


そうして出来上がったのが、私「Satou19327」だ。フィールドで目撃しても、むやみに追いかけ回したりしないでね(懇願)


・さまざまなコンテンツ

序盤のチュートリアルを終えると、フィールドに出られるようになる。チュートリアルが随分長いので心が折れそうになるが、辛抱強く我慢しよう。その先には、これまでのストーリーモードにはない、新しい楽しみと新しい緊張感が待っている。まずは我慢だ!


チュートリアルでゲームについて大まかに学んだら、いよいよフィールドを自由に動き回れるようになる。メインとなる「放浪モード」では、クリアすると物語が進行するストーリーミッションを行ったり、「見知らぬ人」から依頼を受けるミッションを行うことができる。この見知らぬ人のミッションについては後で詳しく説明しよう。

「民警団」は、他のプレイヤーとチームを組んでミッションに挑む。民警団同士の抗争がフィールドで繰り広げられていることはよくある。


そのほかに、プレイヤー同士でチームに分かれて戦う「戦闘シリーズ」。これはいわば、TPS(サードパーソン・シューティング)のようなもの。そして、より早く馬を走らせてゴールを競う「レースシリーズ」がある。

この2つは放浪モードでプレイしながらでも、フィールド上から参加することが可能だ。


・プレイヤーに結末を委ねるミッションも

さて、見知らぬ人からのミッションには他のプレイヤーと共同で課題に取り組むものがある。ただ課題をクリアするだけではなく、ミッションの結末がプレイヤーに委ねられるものも。たとえば、泥棒を処刑するのか、それとも助けるかの判断に迫られる。ミッションに参加したプレイヤーは多数決で、その判断を行うことになるのだ。


個人で請け負うミッションに関しても、他のプレイヤーを無視して行うことはできない。たとえば、物資を届けるミッションを請け負った場合、他のプレイヤーは敵となってその課題のクリアを阻むことが多々ある。


ぶっちゃけて言うと、この物資運搬は一度も成功したことがない。毎回襲撃にあって、必ずミッション失敗に終わってしまう。見逃してくれよ~……。


・超絶ヒドイ仕打ち

何より、このオンライン版が強烈なのは、民警団でチームになっていない限り、“自分は他のプレイヤーにとって常に敵である” と考えた方が良いようだ。どれだけ友好的に接しようと思ったらところで、相手が「敵だ」と認識したら終わり。

まだ始めたばかりだが、ヒドイ仕打ちを受けた。初めて訪ねる街で、向こうから馬に乗った人が近づいてきたなと思ったら、縄をかけられて引きずり回されたのである……。それだけじゃない! やっとの思いで縄をほどくと、今度は別の人物が駆け寄ってきて、私に馬乗りになって袋叩きにした挙句、ゲームオーバーになってしまった!


マジかよ、こええよ! 何ひとつ話しかけたりしてないんだよ!! ただ突っ立ってただけなのに、馬で引きずり回すなんてあんまりだ! 馬乗りになって殴り殺す必要なんかないだろ!! みんなもっと仲良くしようよ~。びえーーーん! (泣)

怖くて出来ねえよ……。やるけど。という訳で、オンラインは修羅場だ。みんな心してかかれよ。友好的であろうなんて思ってると、マジで理由もなく袋叩きに遭うからな! 気を付けろよ!!

参考リンク:レッド・デッド・リデンプション2
Report:佐藤英典
Photo:RocketNews24