最近、スマホに押されがちで苦戦を強いられていると言われる一眼レフ。カメラ初心者にとって一眼レフを使いこなすのは簡単ではないが、実際に買ってみて分かった「一眼レフのメリット&デメリット」を、素人なりの視点で筆者の体験を紹介してみたいと思う。
果たしてメリット&デメリットを比較した結果、「一眼レフを買って良かった!」と思えるのだろうか!?
・一眼レフを買ったメリット
【行ったことがない場所で新しい発見があった】
インスタ映えではないが、やはり写真に収めて映える場所とそうでない所があるのは確かなので、筆者は地元のお勧め撮影スポットを調べて出かけるようになった。
すると、「こんな場所があったのか!」という未知との遭遇を体験し、新しい発見がたくさんあったのである。おそらく一眼レフを買っていなかったら、いまだに訪れていなかったであろう場所が少なくない。
【趣味が増えて飲み歩かなくなった】
一眼レフを買うまでの筆者は、友達と集まって飲むのが週末の過ごし方だった。だが最近は、飲み歩く代わりに写真を撮りに行くことが増えて変にムダ金を使わなくなったし、二日酔いで休みの半分を寝て過ごした……なんてことも格段に減ってきた。
友達には「付き合いが悪い」と言われてしまうこともあるが、カメラを始めて健康的になったと言えると思う。
【自分を表現できるようになった気がする】
筆者のカメラの腕前は素人同然だが、写真を撮る時の構図やアングル、何を被写体に選ぶかなど必死に考えたり、自分なりに自分を表現する方法を見つけられるようになった気がする。写真を通して、以前よりも自分と向き合えるようになったのは大きなメリットだと感じている。
・一眼レフを買ったデメリット
【お金がかかる】
まず筆者は、初心者にとって定番であるカメラ本体&標準レンズのキットを購入。だが主に風景を撮るため超広角レンズが欲しくなって買い足し、夜景を撮るのでレリーズや三脚も必要になり、「カメラを趣味にするとお金がかかるなあ~」と痛感してしまった。
【出かける時に荷物が増える】
「今日は写真を撮りに行こう!」と決めたら、カメラと撮影に合わせたレンズ&三脚……といった具合に当然ながら荷物が増える。
カメラバッグに全てを詰めて背負うと結構な重さになるため、ちょっとした寄り道や遠回りがしにくくなってしまうのが少々不便ではある。
【Instagramの投稿が減った】
筆者はInstagramを思い出アルバムとして使用しているため、友達と集まったり出かけた時はスマホで写真を撮って頻繁に投稿していた。
ところが、一眼レフを持っていない時にスマホで写真を撮ると、その粗い画像が気になって前ほど投稿しなくなってしまったのだ。格安スマホだから余計に一眼レフとの違いを感じるのかもしれないが、最近思い出の記録が減りつつあるのが少し残念である。せっかく良いカメラを買ったのに、Instagramの投稿が減るとは皮肉なものである。
一眼レフを買ってみて感じたメリット&デメリットが3つずつになったが、それでも思い切って買ってみて良かったと思う。上達するのは簡単ではないが、一眼レフは使う人の世界を広げてくれるアイテムだと感じている。
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.