楽でウマイ貧乏飯。小腹が空いた時やご飯を作る気力がない時の強い味方である。見た目はショボいけど、ウマイんだから仕方ない。代表選手である「バター醤油ご飯」や「卵かけご飯」に密かにお世話になっている人は多いだろう。
今回は、私(羽鳥)がたまにやるお茶漬けアレンジ的な貧乏飯レシピをご紹介したい。公開するのは少し恥ずかしい気もするが、超簡単なうえに激ウマすぎてやめられない!
・つくりかた
1度食べたらやみつき必至のこのレシピ。使用する食材は、なんと……ほうじ茶のお茶漬けと醤油だけ!! 調理も一瞬! しかしながら、その味はお茶漬けのポテンシャルをMAXまで引き出している……といったら過言かもしれないが、安堵できる味である。
作り方は以下の通り。
1. ほうじ茶のお茶漬けを作る
2. 醤油をかける
──以上だ! 要するに、ほうじ茶漬けに醤油をかけるだけなのだが、これが奇跡すぎる融合を果たし、香ばしさと懐かしさ、そして安堵感とサムライ感……とでも言おうか、とにかく「粋」な味に変化するのだ。
何かに例えるとしたら、田舎風のお雑煮だろうか。それも、ベタベタに溶けたお餅に、醤油味の汁がよく絡んでいる……といった感じの味がするのだが、お茶漬けなのでサッラサラ。このミスマッチが、またイイ!
・発見したキッカケ
ちなみに、本レシピを私が開発したのは小学生のころ。ほぼ毎日、自分でお茶漬けを作って朝食としていたのだが、あるとき「ほうじ茶と醤油を組み合わせたら……」と羽鳥少年はひらめいた。
すると……な、なんだこれは! 超うまい。めちゃくちゃ落ち着いた味がする。単なる「ほうじ茶のお茶漬け」が、きちんと味のする「料理」へと変化したではないか!! それ以来、中学生、高校生……そして今に至るまで、たまーにではあるが食べることにしているのだ。
見た目は果てしなく貧相なこのレシピ。どうやっても「ほうじ茶漬けそのまんまやんけ」的な写真しか撮れなかったが、味は「マーガリントーストウスターソースかけ」に次ぐポテンシャルを秘めていると思う。ご飯作るのが面倒くさい時に、こっそり試していただきたい。