愛知県名古屋市にある『名鉄バスセンター』は、中・長距離バスが発着する巨大バスターミナルである。名古屋駅スグの立地で、名鉄百貨店ヤング館のシンボル・ナナちゃん人形前からバスターミナル3階までの直通エスカレーターがあるのはご存知の方も多いだろう。
そして今回ご紹介するのは、同じ「名鉄バスターミナルビル」内にある食堂だ。実はあまり知られていないのだが、10階までエレベーターで上がると名鉄の社員食堂があり、コスパ最高 & 景色がたまらなくイイらしい。てことで、さっそく行ってきたゾ!
・地下からGO
先述したとおり、名鉄バスターミナルビルは名古屋駅からスグの場所にある。とは言え、外は鬼のような暑さだったため、名駅地下街「サンロード」を歩いてビルを目指すことにした。名鉄バスセンターの案内看板通りに進めば、まず迷うことはない。よーし、さっそくエレベーターを発見ッ!
しかし、エレベーターの案内板に “食堂” の文字はないようだ。いやまあ社員食堂だから当たり前か~ということで、気を取り直してエレベーターで10階へ。フロアマップを確認してみると……おっ、見つけました! 間違いありません。「食堂」の2文字、無事発見でありますッ!!
・薄暗い廊下の先に……
ただ、なんと言いますか、廊下がやけに薄暗いな。マップの通りに進んでも「本当に食堂あるのかよ」と疑ってしまう雰囲気である。昼間からビミョーに恐怖を感じたが、突き当りを曲がった先に……たしかに食堂は存在した。ここが噂の社員食堂かッ!
さて、まずはメニューを確認。定番の麺類・ご飯類は一通り揃っていて「小松菜のからし和え」や「野菜サラダ」など、おかずは種類豊富で100円から。かなり良心的である。筆者はトレーに「切干大根煮(100円)」をのせて、名古屋メシ「きしめん(350円)」を注文した。
・支払いはICカードのみ
会計は超スムーズ。なぜなら支払いが「manaca(マナカ)」などの交通系ICカードのみだからだ。トレーを置いたらピピッ! と「料金」と「カロリー」が表示される。読み取り機にカードをタッチして支払を済ませてから窓側の座席を確保。なぜかと言うと……
窓側座席からは、JR・新幹線・名鉄・あおなみ線が一望できるからである! 実を言うと『旅と鉄道』なる旅行雑誌を読んでこの場所を知った時から「いつか行ってみたいなァ~」と密かに楽しみにしていたのだが……予想以上の絶景で気持ちィィィイイイイーーッ!!
もちろん料理もグッド。パパッと来てサクッと食べられる社員食堂とは言え、きしめんも切干大根煮も家庭的な味わいでナイスである。コスパ良い名古屋メシを食べられる上にトレインビューも満喫できるとは……マジで最高としか言いようがない。
なお、食堂は一般開放されているが、もちろん食事代金を払った人の利用が優先。弁当の持ち込みや休憩のみの利用は控えるようにしよう。営業時間は11時~15時で限定的(夕方は、事前予約の弁当を提供するのみ)だが、来た甲斐はあったと断言できる絶景食堂であった。う~ん本当に大満足である!
・今回ご紹介したスポットの詳細データ
店名 名鉄バスターミナルビル食堂
住所 愛知県名古屋市中村区名駅1-2-4名駅バスターミナル10F
時間 11:00~15:00 / 16:30~18:00(事前予約のお弁当の提供のみ)
参考リンク:旅と鉄道
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼食堂のご利用について
▼支払いはマナカで!
▼おかずも種類豊富だった
▼もちろんチャージもできる
▼絶景だった