やはり携帯電話の2年縛りはなくならないのか。以前の記事で、野田総務大臣が携帯大手3社に行政指導を出すことをお伝えした。
「2年縛りがなくなる?」とにわかに期待の声があがった本件。ついに大手3社が違約金の見直し案について発表を行ったのだが、その内容を見てみると……は? ほとんど変わっちゃいねェェェエエエ!
・2年縛り見直し案
産経新聞によると、2018年8月6日のソフトバンクグループの決算記者会見で、宮内謙社長は「2年縛り」を見直す考えを明らかにしたという。その内容は要約すると以下の通り。
・従来、違約金のかからない月は契約から25カ月目と26カ月目の2カ月間だったが、24カ月目の1カ月間も対象とする
──は? 無料解約できる期間が1カ月伸びただけ? なお、NTTもauも同様の見直し案で足並みが一致している。いやいや、仲良しだな! そういうことに関しては!! ネットでは以下のような声が上がっている。
・ネットの声
「1カ月延ばしただけじゃん」
「これは2年縛りの見直しになっているのでしょうか?」
「せめて、2年経ったらいつでも解約金無料にしてほしい」
「何が変わるからよくわからんな。2年縛りも1カ月解約期間が増えただけだし!」
「なにもわかってないし、なにも変わっちゃいない」
「やはり悪質」
「縛られるのが問題なんじゃなくて、それが勝手に継続されちゃうのが問題なんでしょ? 2年契約してくれたら安くします、っていうのは何も悪くないし。更新期間が2カ月か3カ月かとかじゃなくて、更新期間をちゃんと知らせれば、ぶっちゃけ1カ月でも問題ない。論点がズレてる」
──不満が噴出。「論点がズレている」との指摘の声も。行政の指導要項をかいくぐっただけのこの見直しは、明らかにユーザーの望むものとはかけ離れている。携帯会社は本当にこれでいいのだろうか?