現在「サマータイム」が話題になっているが、サマータイムといえば、多くの人が思い出すのがジャニス・ジョップリンだろう。ジョージ・ガーシュウィンがオペラのために作曲したこの曲は、ジャズのスタンダードとして世界的に有名だ。ロックシンガー、ジャニスのアレンジもまた秀逸で、現在に至るまで多くの歌手によって歌い継がれている。
実はこの曲を、日本の演歌界の大御所も作品として残していることをご存知だろうか? その歌手とは、皆さんご存知の森進一さんである! え!? 森さんも歌ってるの? 実際に曲を聞いてみると、あのハスキーボイスが曲のイメージとぴったりと合っていて超カッコイイ!!
・ジャズのスタンダード
森さんのサマータイムは、1985年リリースのシングルでリリースされたものだ。今から33年も前に、まさかジャズのスタンダードナンバーを歌っていたとは、それだけでも十分驚きに値する。
・演歌歌手のジャズ
iTunesで曲を購入することができるので、買って実際に聞いてみると、この曲の持つ悲壮感と森さんの声がとてもしっくりと来ている。彼独特のハスキーな声が、けだるくブルーな印象をかき立てているようだ。
余談だが、演歌歌手がジャズを歌うことは、それほど珍しくはない。近年では八代亜紀さんがジャズアルバムをリリースしたり、古くは美空ひばりさんがジャズアルバムを残している。個人的には美空さんの『A列車で行こう』がとても好きだ。
で、なんで今、サマータイムって話題になってんの?
執筆:佐藤英典
Photo:RocketNews24.
Screenshot:iOS(iTunes)
▼ウィリー・ネルソンのサマータイムもいい。歌いだしが印象的