なにやら最近、自分の中で「非常事態」への意識が高くなっている。つい先日も100円グッズで防災袋を作ったり……と、いつなんどき、何が起きても対応できるように心がけている。そんな意識でホームセンターをパトロールしていると……

えっ!? にぎらずにできる携帯おにぎり』なる謎めいたネーミングの食品を発見した。なんでも「お湯または水を注ぐだけ」で、おにぎりができるらしい。そりゃすごい! はたしてどういう仕組みなのか? さっそく「わかめ」と「鮭」を買ってみた。

まずは「わかめ」のおにぎりから。パッケージの裏面を見てみると……

正式名称、「アルファ米」というらしい。原材料は、国産の「うるち米」、そして「味付け乾燥具材」と調味料だ。

んで、開封すると……

カピカピになったお米とわかめ、そして乾燥剤が入っている。袋ごと振るとシャカシャカと音がするくらいに乾燥している。ともあれ……

まずはパッケージ表面のシールをはがし……

注水範囲まで水を入れ……

シェイク!

まんべんなくカピカピ米と水が混じり合ったのを確認し……

放置!


〜60分後〜


できてるかな……

ふくらんでいる!

あとは指示通りにパッケージを切り取れば……


わかめおにぎりの完成でーす\(^O^)/


気になるお味は……

激ウマ!!……と言える味ではないが、まずくもない。きちんと「お米」の味はするし、わかめもイイ感じにふやけている。これはまぎれもなく「わかめおにぎり」であるが、そりゃコンビニの「わかめおにぎり」には味で劣る。でもまあ、食える。

具体的に、普通の「わかめおにぎり」とどう味が違うのかと言うと……なんというか、ダシ的な味が強いというか、化学調味料的な味が強いのだ。しかしながら、非常事態に水だけで「わかめおにぎり」が作れるのはありがたい。


・鮭編

続いては「鮭」である。こちらは水ではなく、お湯を注いで作ってみた。

作り方は、さっきと同じ。

お湯を注いで、シェイクして……

水とは違い、たった15分で完成する。

ホカホカしてて美味しそう!! 心なしか、水の時よりも ふっくら しているように思える。いただきま〜す\(^O^)/

あむっ……

もぐもぐ……なるほど。


どちらかといえば、「わかめ」よりも「鮭」のほうが美味しい。こちらも化学調味料的な味は強いのだが、しっかりと「鮭おにぎり」している。少なくとも、どこかの飛行機で機内食で出された「キンキンに冷えたオニギリ」よりは美味しいと感じた。

ちなみに賞味期限は今から5年後の2023年8月だったので、防災袋スタメン入りは決定だ。アウトドアや海外旅行時にも大活躍しそうだし、お店で見かけたら要チェック! 備えあれば憂いなし٩( ‘ω’ )و

参考リンク:尾西食品株式会社「おにぎりシリーズ」
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]