本日2018年6月29日21時より、日本テレビ系列で『スター・ウォーズ / 新たなる希望』が放送される。1977年に公開された記念すべきシリーズ第1作であることから「スター・ウォーズはここから始まった」と言ってもいいだろう。
おそらく多くの人は1度や2度ではなく幾度も『スター・ウォーズ / 新たなる希望』を鑑賞していることと思うが、今回はそんな人でも意外と知らない「スター・ウォーズ / 新たなる希望の豆知識9連発」をお届けしたい。
・ファンならあたりまえのことも
今回ご紹介するのは、スター・ウォーズ大好きっ子の私、P.K.サンジュンがこれまでに仕入れてきた豆知識である。スター・ウォーズは熱烈なファンが多く「そんなのあたり前じゃねーか!」なんて情報もあると思うが、そこは優しい気持ちで見守っていただきたい。それでは以下でご覧あれ。
その1:「実は帝国のマーチが流れない唯一のエピソード」
ダース・ベイダーが登場する際に流れる「デーンデンデン デンデデーン デンデデーン」という恐怖のテーマ。実は「新たなる希望」の段階では制作されておらず、登場するのはエピソード5「帝国の逆襲」からである。
その2:「ルークの名前は当初 “ルーク・スターキラー” だった」
今ではすっかり「スカイウォーカー」の名前が定着しているが、企画段階では「スターキラー」であった。ちなみにスターキラーはその後「フォースの覚醒」で “スターキラー基地” としてその名が登場する。
その3:「レイア姫役はジョディ・フォスターのハズだった」
キャリー・フィッシャーが演じるレイア・オーガナ(レイア姫)。ファンにとっては「キャリー・フィッシャー = レイア姫」だが、実は当初ジョージ・ルーカスは「ジョディ・フォスターで撮りたい」と熱望していたとか。だがジョディ・フォスターがオファーを断ったことから、キャリー・フィッシャーにレイア姫役が回ってきたようだ。
その4:「ジェダイの語源が日本語の “時代” だというのは間違い」
ジョージ・ルーカスが黒澤明監督をリスペクトしているのは有名な話。そのせいか「ジェダイの語源は時代からきている」と多くの人が信じていたがこれは間違い。ジョージ・ルーカス自身が否定している。
その5:「ルークの衣装はカーテンで作られている」
10億円程度と低予算で制作されたことで知られる「新たなる希望」。制作費カットのためか「ルークの衣装はカーテンの裏地で作られていた」と、後にマーク・ハミルやジョージ・ルーカスが証言している。
その6:「チューバッカの声は4種類の動物をミックスして作られている」
音声エンジニアが「アザラシ」「オットセイ」「熊」「あなぐま」の4種類の動物の鳴き声をブレンドして作った。
その7:「ミレニアム・ファルコン号のモチーフはハンバーガー」
当初のミレニアム・ファルコン号はいわゆる典型的な宇宙船型をしていたが、これが他のTVドラマに出てくる宇宙船と似ていたことから断念。ハンバーガーをモチーフに新たなミレニアム・ファルコン号がデザインされた。ちなみに “ピザ説” もある。
その8:「当初のスター・ウォーズの邦題がダサすぎた」
映画のタイトルが日本風、いわゆる “邦題” になることは今でも多くある。スター・ウォーズは当初「惑星大戦争」なるタイトルで日本上映予定だったが、ジョージ・ルーカスが世界統一タイトルを望んだため却下になった。
その9:「マーク・ハミルはルーク役だけは嫌だった」
──ざっと以上である。また、豆知識でもなんでもないが2016年に公開された「ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー」は新たなる希望の直前のエピソードだから、まだご覧になっていない方は猛烈プッシュでオススメしたい。控えめに言っても傑作だ。
とにもかくにも、公開から40年経った今なお世界中の人を熱狂させるスター・ウォーズ。本日からは「ハン・ソロ」も公開されているから、ファンはぜひそちらもチェックしてみよう。
参考リンク:ハン・ソロ / スター・ウォーズ・ストーリー
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.