昨年2017年は過去最高となる2800万人以上の訪日外国人を記録するなど、観光国としても成長しつつある日本。2020年の東京オリンピックに向けて、ますます外国人観光客の増加が見込まれる。

そんな中、本日2018年6月19日、とても興味深いランキングをトリップアドバイザーが発表した。それが『外国人に人気の日本のレストラン 2018』だ。果たして日本に遊びに来た外国人観光客はどんな料理に舌鼓を打っているのか? ランキング結果は以下をご覧いただきたい。

・日本人だからこそ知らない?

今回で5回目の発表となった『外国人に人気の日本のレストランランキング』。大手旅行サイト「トリップアドバイザー」上に投稿された外国語の口コミ評価をもとに集計された “日本人が知ってそうで知らないランキング” である。

ところでみなさんは「外国人観光客が行きそうなレストラン」と聞いてどんな店を思い浮かべるだろうか? 個人的にはミシュラン三ツ星の寿司店「すきやばし次郎」や常に大行列のラーメン店「一蘭」、さらには「藪そば」あたりがランクインしていると思っていた……のだが。

今回発表されたランキングを見てビックリ仰天。ベスト30に上述した店が1つもランクインしていなかったのだ……予測不可能すぎるだろ。というわけで、以下でランキングをご覧いただきたい。

・外国人に人気の日本のレストランランキング2018

1位: 焼肉バル 韓の台所 カドチカ店(東京都渋谷区)
2位: 鍋ぞう 新宿東口店(東京都新宿区)
3位: ハンバーグ&ステーキ専門店 听 梅小路店(京都府京都市)
4位: 和洋小料理 さくら茶屋(岐阜県高山市)
5位: ニーノ(奈良県奈良市)
6位: お好み焼き 克(京都府京都市)
7位: 伊勢すえよし(東京都港区)
8位: STEAK AOYAMA(兵庫県神戸市)
9位: れすとらん松喜屋 京都四条店(京都府京都市)
10位: 居酒屋 ハイスピリッツ(山梨県富士河口湖町)
11位: インド家庭料理 ドーン食堂 印度山(長野県松本市)
12位: 八坂通り 燕楽(京都府京都市)
13位: アラシのキッチン(京都府京都市)
14位: 平安楽(岐阜県高山市)
15位: LBK Craft(奈良県奈良市)
16位: ヤキニクバル 韓の台所(東京都渋谷区)
17位: すし 成田屋(京都府京都市)
18位: プレミアム 听 三条木屋町店(京都府京都市)
19位: 鉄板居酒屋 祇園てなもんや(京都府京都市)
20位: お好み焼き ちとせ(大阪府大阪市)
21位: お江戸あやとり(東京都新宿区)
22位: グルテンフリーカフェ リトルバード(東京都渋谷区)
23位: Wholefood Cafe Apprivoiser(京都府京都市)
24位: 晶 築地(東京都中央区)
25位: 餃子王 道頓堀店(大阪府大阪市)
26位: パルコデッラパーチェ(広島県広島市)
27位: 香りん寿司 Kourin Sushi(京都府京都市)
28位: 小料理 いとう家(長野県松本市)
29位: てらかわ(奈良県奈良市)
30位: Trattoria Dai Paesani(東京都新宿区)

いかがだろうか? みなさんがご存じのお店はランクインしていただろうか? というか日本に来て、1位が焼肉、3位がハンバーグ、5位がイタリアン、さらには11位が長野のインド料理とか……ちょっと困惑が隠せません。

ともあれ、大手旅行会社のランキングなので滅茶苦茶な内容ではないのだろう。言い方を変えれば「日本には我々が知らないだけで、まだまだ美味しい飲食店が多く存在する」……ということなのかもしれない。

参照元:トリップアドバイザー「外国人に人気の日本のレストラン 2018」日本政府観光局
執筆:P.K.サンジュン

▼1位が焼肉屋とは……なぜ一蘭が入っていないんだ……?