東京屈指のコリアンタウン・新大久保。平日の午前中だというのに幅広い年代の女性が街を埋め尽くしており、近年の K-POP、韓流アイドル人気の凄まじさを改めて実感する。
だがあえて言おう。新大久保で韓国料理屋に入るなんてのは素人。本当に分かってるヤツはネパール料理を食う。「ネパール民族料理 アーガン」の『ダルバットセット』は、500円でライスもカレーもおかわり OK という、まさに至高のメニューなのだ!
・新大久保でネパール料理
新大久保駅から歩いて数分。大久保通り沿いという、THE 新大久保な場所にあるのが「ネパール民族料理 アーガン」だ。古い雑居ビルの4階にあり、これがなかなかに怪しい雰囲気。
K-POP がガンガン流れる大通りから、異国情緒たっぷりの店内へ。なにやら「どこでもドア」をくぐったような気分である。さて、気になるメニューはたくさんあるものの、一際ヤバイのが税込500円の『ダルバットセット』だ。ヤバイというか、ヤヴァイ。
・コスパ最強メニュー
『ダルバットセット』には、チキンカレー、豆スープ(ダルというらしい)、たっぷりのライスにちょっとした漬け物が付く。そしてメニュー表にはライスおかわり OK という文字が! よし、完璧ッ。
・カレーが激ウマ
骨付きチキンがゴロっと入ったチキンカレーを一口食べて驚いた。なにこれめっちゃウマい! スタンダードではあるが、クセもなく辛さは控えめ。実に日本人受けしそうなカレーなのだ。そしてまた、パラパラのインディカ米とよく合うのよ。激ウマ。
豆スープはどこか優しい味わいだ。スパイスのせいか、食べた後に少しだけじんわりくる。カレーとスープを交互に口に運びながら、ガツガツとライスを食らっていくわけだが、500円でこれは非常に素晴らC。
・おかわりの衝撃
よっしゃ! そろそろライスのおかわりや!! お願いすると、店員さんが席まで来てよそってくれるぞ。「これくらい?」と、ほぼ最初と同じ量を盛ってくれる店員さん。おお~、盛るね~。しかしこの後、予想外のことが起きた。
カレーの残量を調整しつつ食べ進めていると、店員さんがポットのようなものを持ってこちらへやって来たのだ。お冷かな? と思った次の瞬間……。なんと、カレーとスープを満タンまで補充しだしたのである!
え? え? ……は?
もちろん私(あひるねこ)は何も言っていない。本当にお冷を注ぐようなノリで、カレーとスープを追加してきたのだ。いや、そんなことあんの!? 見ていると他のテーブルでもやっているし、自分から頼んでいる人もいる。マジかよ! ライスだけじゃなく、カレーもおかわり出来るのか!! ※チキンは不可
・エンドレス
さっきまでライスが余り気味だったのに、今度はカレーの方が多くなってしまった。これもう、無限ループだろ。最高かよ。
そういえば私が来たのはお昼時だったが、これは別にランチメニューというわけではなさそうだ。ということはもしや、夜でも注文可能なのだろうか……? この件については、後日お店を訪れ確認したいと思う。
・楽園に行こう
いかがだろうか? この意味不明なまでのコスパの良さ、至高と書いた意味が分かってもらえたのではないか。しかし、欠点もある。ここを知ってしまったら、もう新大久保で韓国料理を食べる気が起きなくなってしまうのだ。恐ろしい店である……。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名ネパール民族料理 アーガン
住所東京都新宿区大久2-32-3 リスボンビル4F
時間11:00~23:00
休日年中無休
参考リンク:ネパール民族料理アーガン
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼最後にネパールの乳酸菌飲料「モイ(税込300円)」を飲んで帰りました