2018年のゴールデンウィーク明け早々「頭おかしい……!」としか言いようがないニュースが飛び込んできた。全国のファミマ・サークルK・サンクスに設置された「ファミマプリント」で、なぜか『なりきり梅宮辰夫』が販売中だというのだ。

ロバート秋山さんの代表ネタとして知られる『なりきり梅宮辰夫』が、なぜコンビニのコピー機で……? しかも1枚300円って誰が買うんだよ……? ただ、もし1枚も売れなかったらタツ兄に恥をかかせてしまうことになるので、無駄金とはわかりつつもファミマへ足を運ぶことにした。

・1枚300円で3種類

冒頭でもお伝えした通り『なりきり梅宮辰夫』は全国の「ファミマプリント」で絶賛発売中である。通常のコピーなら1枚10円だが『なりきり梅宮辰夫』は1枚300円……。しかも「ノーマル」「怒」「喜」の3種類があるので、全て揃えるには900円もかかるのだ。

確かにロバート秋山さんの『なりきり梅宮辰夫』はいつ見ても100%おもしろい鉄板ネタであることは認める。だがしかし、あれは秋山さんの 絶妙な体型とマッチしているのがおもしろい のであって、誰がやってもいいネタではない。というか、そもそも『なりきり梅宮辰夫』をやってみたいという声を聞いたことがない──。

このままだと売れてもせいぜい100枚程度……。しかも半分は 秋山さん本人が仕事で使う用だろう。さすがに昭和を代表する大物俳優に恥をかかせるわけにはいかないので、なけなしの1000円札を握りしめ近所のファミマに足を運んだ。

・圧倒的な辰夫感

『なりきり梅宮辰夫』は、お金を入れコピー機に表示されている「ファミマプリント」から購入できる。3種類の中から欲しい辰夫を選べば1分ほどでプリントが完了だ。A4サイズいっぱいに印刷された辰夫は圧倒的な迫力で、後ろに並んでいる人の視線 が妙に痛かったことだけは記述しておきたい。

さて、持ち帰った『なりきり梅宮辰夫』を顔に当てがってみると……意外と悪くないではないか。顔が辰夫の間は何となく “釣り” が頭に浮かんだし、娘に “アンナ” と名付ける気持ちも少しだけわかった気がした。そうか、なりきり梅宮辰夫とはこういう効果があったのか……。

・素人がやっても……

ただし『なりきり梅宮辰夫』を装着したところで、社内からは失笑すら起きなかった。やはり『なりきり梅宮辰夫』は、秋山さんの体型があってこその芸なのだろう。持て余した3枚の辰夫は上司の机にそっと忍ばせておきました。

とにもかくにも、冗談ではなく本当に『なりきり梅宮辰夫』はファミマプリントで販売している。300円の価値があるのかはさておき、興味がある人はお近くのファミマ・サークルK・サンクスに出かけてみてはいかがだろうか。その際、むき出しは恥ずかしいので持ち帰り用のクリアファイルを持参しよう。

参考リンク:ファミマプリント
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼上司のデスクに辰夫テロ。

▼果たして何枚売れるのか──?

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この辰夫感よ……!

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