世は大駄菓子時代──かどうかは知らないが、所謂(いわゆる)駄菓子屋さんに行かずとも駄菓子はコンビニやスーパーで気軽に購入することができるようになった。逆に言えば、昔懐かしの駄菓子屋さんが減ってきているとも言える。それはそれで何だか悲しいな……。

感傷に浸ってしまったが、今回の本題はそこではない。注目すべきは、手に取りやすくなった駄菓子は、もはや子どもだけの楽しみではなくなった点。今や大人も楽しめるシロモノなのだ。そして大人であればこそ、大人なりのたしなみ方があるというもの。そう、酒のアテにしようじゃないか。

・駄菓子はいくつになっても私たちの味方

実のところ、記者はあまり甘いものが得意ではないのだが、駄菓子は頻繁(ひんぱん)に食べる。なぜなら、駄菓子は甘いものだけではないから。このバリエーションの豊かさが、駄菓子の魅力のひとつでもある。あと、ナンと言っても安い! 

うまい棒なんて、未だに10円だからな。このご時世に10円って!! ゼロが一桁足りないんじゃなかろうか。うまい棒ほどでないにせよ、とにかく安価な駄菓子は大人になっても私たちの味方と言えるだろう。そんなこんなで、記者がスーパーにて購入した駄菓子と酒は以下の通りだ。

【スーパー(KOHYO)で揃えた駄菓子と酒(859円)】
・うまい棒2本(税抜20円)
・ブタメンしょう油味(84円)
・カットよっちゃん(30円)
・タラタラしてんじゃね~よ(30円)
・酢だこさん太郎(10円)
・蒲焼さん太郎(10円)
・BIGカツ(30円)
・ヤングドーナツ(43円)
・ペンシルカルパス(30円)
・サッポロ黒ラベル500ml(264円)
・-196℃ ストロングゼロDRY500ml(159円)
・男梅サワー(149円)

──以上、駄菓子10点、酒3本で合計859円だ。これだけ駄菓子を買っても1000円に届かない!

・「よっちゃんいか」と酎ハイの組み合わせは神

購入する場所によって、多少値段は上下すると思うが、いずれにせよ1000円もあれば十分に楽しむことができるだろう。安すぎてビビるわ……。中でも記者が気に入っているのは「よっちゃんいか」だ。特にあの三杯酢味のやつな! 

すっぱウマくて食べる手が止まらない~。ビールも良いが、この酸味には酎ハイが合うように思う。ビールはうまい棒やBIGカツなど、塩気の強いものと一緒にクイッといくと良いだろう。いやはやしかし、いくらでもイケてしまう気にさせられる駄菓子。恐るべしとしか言いようがない。

ちなみに、シェアハウスで美女たちがひたすら酒を飲む、漫画・アニメ『たくのみ。』でも駄菓子で酒を楽しむ回があった。そこで「男梅サワー」をススメていたので記者も飲んでみたのだが、これまた駄菓子にマッチする味だったぞ。

お菓子に囲まれ、子どものころを思い出しながら、どことなく懐かしい気持ちにもなれる駄菓子飲み。お子さんのいる家庭では、一緒に駄菓子をツマムこともできちゃう万能さも兼ね備えている。未体験という酒飲みさんは、今夜にでも駄菓子をアテに飲んでみるべし。

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼駄菓子の定番うまい棒! 

▼BIGカツもたまに食べたくなる

▼酢だこさん太郎も外せない

▼カルパスはもっと外せない

▼甘いものがほしくなった時にはヤングドーナツ

▼駄菓子最強~! 

▼飲んだ後のシメにはブタメン

▼コンビニなどには置いてないと思うが「げんこつ紋次郎」も大好き