小学生の頃、近所の駄菓子屋が最高に熱かった。駄菓子を食べながら「ジャンケンマン(メダルゲーム)」をしたり、20円で「カードダス」を引いたり、土曜日に『週刊少年ジャンプ』を買ったり……すべてのブームは駄菓子屋から生まれたと言っても過言ではない。

いまだに駄菓子を見るとワクワクしてしまうのは、やはり当時を思い出すからだろう。前置きが長くなってしまったが、Amazonで買った「駄菓子詰め合わせセット(1999円)」がヤバ過ぎた……あの熱かった日々がよみがえる最強の中身だったのである!

・最強の駄菓子選抜

そういえば最近の子供たちは駄菓子屋に行く機会があるのだろうか。おっちゃんやおばちゃんとやり取りをする駄菓子屋はなかなか見なくなってしまった。となると、イオンモールに入っている「昭和を再現したテーマパーク的なお店」で雰囲気を味わうくらいになる。

とは言っても、今の子供たちも駄菓子は好きなはずだ。今回購入した「駄菓子屋あひるSHOP限定セット」は、アンケート結果とスタッフの試食で選ばれた “マジで美味しい駄菓子” の詰め合わせだという。つまり駄菓子界の新旧オールスターってこと。確実に強い。


ダンボールを開けたら宝箱が現れた。

……こんなにワクワクする福袋があっていいのだろうか。もしこんなものを小学生の頃に受け取っていたら、おそらく屋根からジャンプして喜びを表現していただろう。


宝箱の中には……


山盛りの駄菓子。


まず現れたのは「たこ焼きなに輪」……はじめて見たが、どうやら「うまい棒たこ焼き味」の親戚のような存在らしい。関西ではメジャーなのだろうか。さらに「フライドチキン」や「キャベツ太郎」を取り出したら……


マジですごいことになっていた。


ざっと数えたところ、宝箱の中には50品以上の駄菓子が入っているもよう。小学生だったら確実に屋根からジャンプしている。懐かしいところで言うと「すっぱいぶどうにご用心」「プチプチ占いチョコ玉」あたりか。


チョコ玉の占い方法は、気になる項目のチョコを取るだけ。試しに「みらい」のチョコを食べたら「」が現れた。


裏面の説明によると「ややよい」という結果らしい……なるほど。今は何とも思わないけど、当時は1つ1つ気にしていたんだよな〜。子供とはそういうものである。

個人的には「甘いか太郎」「酢だこさん太郎」「蒲焼さん太郎」「チョコバット」あたりも入っていてほしかったが、残念ながら選抜組に選ばれなかったのだろう。


もうひとつクジを見つけた。「スクラッチお宝くじ」という名のお菓子だ。

中にはソーダ味の小粒ミンツとスクラッチが入っている。コイン等で削って、招き猫(100円)・だるま(50円)・小槌(もう1個)が出たら、それぞれ交換できるようだ。どこで?


ともかく、スクラッチを削ってみると……


…………


空き缶・だるま落とし・獅子舞が出てきた……ハズレで安心した。招き猫(100円)が出たら捨てるわけにもいかない。クジ付きの駄菓子ってたくさんあったんだよな〜。


・子供も大人もテンションが上がる

ちなみに駄菓子セットは800件以上のレビューが集まっていて評価は3.5と上々である。子供へのプレゼントに買っている方が多いもよう。かつて駄菓子屋で遊んでいた大人もテンションが上がる内容となっているので、興味があればぜひチェックしてみてほしい。


参考リンク:Amazon「駄菓子詰め合わせお楽しみ50種」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.


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