牛肉、豚肉、鶏肉。あなたはどの肉が好き? これ、けっこう答えが割れると思うのだがどうだろう。焼肉好きだし、とんかつ好きだし、から揚げ好きだし……迷うよなぁ。ただ、その選択肢には1つ大事なものが抜けていると思うのだ。そうだよ、馬肉が足りないんだよォォォォオオオオ!

改めて断言したい。馬肉のウマさは異常である。特に馬刺し。なんなのアレ。ちょっとウマすぎて意味わからんわ、馬だけに。さて、話は変わって先日のこと。ラーメン屋だと思って入ったお店に、なぜか「馬肉丼」があったので頼んでみたところ、これが激しくウマかったのである! 馬だけに!!

・ラーメン屋だと思って入ったら……

3月のある日、私(あひるねこ)は東京・銀座を歩いていた。東銀座駅と新橋駅の中間くらいだろうか。その途中で、偶然ラーメン屋らしきお店を発見した。ちょうどお昼時だったので入ってみたのだが、まさか中に馬がいるとはな。

・予想外の馬肉

「HANABI(ハナビ)」という名前のそのお店。1人いた先客がラーメンを食べていたので、私も完全に油断していた。メニューを見ると、ラーメンの横に……なにィィィィイイイ! 馬肉丼だとォォォォオオオオ!? どういうことだ。ラーメン屋じゃないんかい。

どうやらここは、昼はラーメン屋、夜は九州料理と馬肉を専門に扱う居酒屋として営業しているようだ。なるほど。それならきっと、いい馬肉を使っているに違いない。というわけで、ラーメンから思いっきり路線変更して『熊本産馬肉丼(税込1480円)』を注文することにした。昼から豪華にキメるぜぇ~。

・美しき馬肉丼

牧場直送の熊本県産馬肉のみを使用しているという馬肉丼。大きな器が運ばれてきたなぁと思ったら……いや、中身ちっちゃ! というか器がデカイのか? やべえ、ここが銀座だということをすっかり忘れていたぞ。高級感がハンパではない。盛り付けからも、それは濃厚に漂っていた。

ご飯を包むフタエゴという希少部位肉。そして、その上にたっぷりと盛り付けられたユッケ。中央には卵が乗っている。馬肉丼という武骨なネーミングとは裏腹に、なんて美しいルックスだ。こんなん絶対ウマいですやん……。

・ウマすぎる

まずは九州醤油に生姜とにんにくを入れてー、そこにユッケにちょんちょんとつけてー、口の中にあぁぁああああむ! ウメェよこれ……。馬肉のユッケ超ウメェェェェェェエエ!! ユッケもフタエゴもプリプリしており、噛めば噛むほどに味が出てくる。歯ごたえはあるのに、柔らかい。たしかにこれは、いい居酒屋で出てくる、いい馬肉だ。

・丼らしく食らうべし

今度は卵をゆっくり崩して、黄身をトロ~リと馬肉とご飯に絡ませていく。いや、最高かよ。馬肉というと酒のイメージが強かったが、よく考えたらウマい肉がご飯と合わないわけがないのだ。ここはレンゲでガツガツと食らうのが、この馬肉丼の正しい食べ方というものだろう。

・量は少ないが味は本物

ただ、ご飯の量がだいぶ少ないので、男性だと少々物足りなく感じるかもしれない。私も危なく、丼からのラーメンという変則コンボをかますところだったぞ。とはいえ、馬肉丼は本当に激ウマだった。ラーメン屋に入ったつもりが、思わぬ大発見をしてしまったようである。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 HANABI(ハナビ)
住所 東京都中央区銀座7-13-15 銀座菊地ビルディング
時間 11:00~22:00(月~木、日、祝、祝前日)、11:00~23:00(金、土)
休日 不定休

参考リンク:HANABI(ハナビ)
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼熊本産馬肉丼(税込1480円)

▼馬肉のユッケ超ウメェェェェェェエエ!

▼卵を崩して、黄身をトロ~リと絡ませていく

▼最高かよ

▼正直ラーメンもいきたかった

日本、〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目13−15