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「目が覚めたらスマホの中に入っていた…」 日本を舞台にした短編ホラーが海外で話題 / スマホ依存者は身につまされる思いに!?

2018年3月7日

我々の生活にすっかり欠かせない存在となったスマホ。メールやSNSでコミュニケーションを取るときにも便利だし、地図で場所を探すことも出来る。しかし、あまりにもスマホに依存しすぎて、手放せなくなっている人も少なくないのでは?

そんな状態を皮肉ったような、「目が覚めたらスマホの中に入っていた…」という日本を舞台にした短編ホラーが、海外で話題になっているので紹介することにしたい。

・スマホの中に閉じ込められてしまう短編ホラー

海外で注目を浴びているのは、『MAN IN PHONE』という短編ホラー。製作されたのは2年前だが、海外メディアが取り上げて話題となっている。海外エンタメ・データベースサイト『IMDb』によると、本作を監督したのは東京を拠点に活動するカナダ人のマッケンジー・シェパードさんだ。

本作の主人公はヒロシという男性で、彼が目を覚ますと何か様子がおかしい……。周りは真っ暗で身動きが取れず、何がなんだか分からない様子の彼はパニック状態である。次のシーンでスマホのクローズアップが登場し、スマホの中から「助けて~!」と叫ぶヒロシの声が聞こえてくるではないか! なんと彼は、スマホの中に閉じ込められてしまったようなのだ。

・スマホ依存症で恋人をないがしろにしていた主人公

かなり動揺しまくっているヒロシは、部屋に彼を探しに来た恋人ユミに「ここだ~!」と叫ぶ。しかし彼女は全く気づかす、彼が閉じ込められた携帯をバッグに放り込み出勤してしまう。

すると今度は、今まで取りつかれたようにスマホを手放せないでいたヒロシの姿が写し出される展開に。ユミとのデート中もスマホに夢中で、そんなヒロシに彼女は寂しい思いを隠せない様子……。

ここで、「もしかしたらスマホ依存症になった罰として、彼はスマホの中に閉じ込められたのでは……」との考えに至る人も多いのでは!?

・スマホ依存症者は身につまされる思いに!?

スマホでヒロシとの写真を泣きながら眺めていたユミは、スマホの中で助けを呼ぶ彼の存在に気づく気配はゼロ……。そうこうしているうちに「充電が少なくなっています」とのアナウンスが聞こえてきて、さらに彼はパニくりまくり!

もし電源が切れたら、二度と外へ出られなくなってしまうのだろうか……!? なんとか充電ケーブルにスマホを差し込むため、必死で動こうとするヒロシに、容赦なく「残り10パーセント、9パーセント……」と、まるで死へのカウントダウンのような声が聞こえてくる。

だが、ヒロシはあと少しで充電ケーブルまで届きそう。その時! ユミが充電ケーブルを取り上げ……!! ──続きがどうなったのかは、動画でご確認いただければ幸いだ。

・スマホ依存者は身につまされる思いに!?

全般的に、ホラーっぽい仕上がりになっているが、スマホ依存症者に対する皮肉が込められているようでもあり、ブラックユーモアも感じられる作品である。スマホとばかり睨めっこしていて、大切な人との会話やコミュニケーションがおざなりになっているという人は、少し自分を見返してみてもいいかもしれない。

参照元:VimeoIMDb(英語)
執筆:Nekolas

▼海外で話題となっている『MAN IN PHONE』はこちら

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