冬に美味しいものは数多いが、牡蠣を愛し牡蠣に愛された男としてハッキリと断言してしまおう……「冬の味覚は牡蠣しかない」と。焼いても蒸しても生でも美味しい牡蠣だが「牡蠣フライ」もまた間違いなくウマい。
今回は数ある牡蠣フライの中から、シーズン中に1度は食べたい激ウマ牡蠣フライをご紹介しよう。牡蠣好きな方ならばご存じかと思うが、東京は人形町の三友名物『爆弾牡蠣フライ』は1時間くらい並んでも絶対に食べたい逸品だ。
・爆弾牡蠣フライとは
まず『爆弾牡蠣フライ』とは、1つのフライの中に牡蠣がゴロゴロと詰まった三友オリジナルの牡蠣フライのことである。牡蠣が小ぶりな時期は10個以上、大ぶりなときは4つほどをまとめて一気に揚げるまさに爆弾のような牡蠣フライだ。
ただでさえ牡蠣が出す旨味はハンパないのにそれが集合してしまうなんて……! 食べる前からウマいに決まっているではないか。しかも1日限定50食なので、この味を求めて開店前から大行列が出来るのも頷ける話だ。
・1時間前で5人待ち
今回はオープン1時間前の10時には到着したが、すでに5人が先着していた。冬の凍えるような寒さの中、待つこと1時間。オープン時には40人ほどの行列になっていたから、どうしても食べたい人は気合いを入れて並ぶ以外に方法はない。
さて、この時期のメニューは「2個定食(税込み1080円)」と「3個定食(税込み1400円)」の2種類のみで、料金は前払い制となっている。もちろん注文したのは3個定食で、ほどなくして念願の爆弾牡蠣フライがやってきた。
・牡蠣ジュースの大洪水
その大きさは拳(こぶし)とは言えないまでも普通にコロッケサイズで、何も知らない人が見たらまさか牡蠣フライだとは思うまい。キツネ色の揚げ加減も絶妙で、それだけで職人の腕の良さを感じてしまう。ソースとからしをたっぷりつけて一口いただくと……!
ウンママママァァァァァアアアアアアア!
飛び出してきたのは牡蠣のジュースで「ジュワ」どころか「ドババババ!」と溢れ出してくる! 牡蠣の身はぷりぷりとした食感でサクサクの衣とのコンビネーションは言うことなし!! 3個にして良かったーーーー! 本当はもっと食べたいけどォォォオオオオ!!
ボリュームはあるものの揚げ物3つとは思えない軽さもあり、ご飯もバシバシ減っていく。気が付けば1番乗りで完食して店を後にしていた。今シーズン中に……もう1回は……来たい……!
とにもかくにも、三友の爆弾牡蠣フライは牡蠣好きならば絶対に食べておきたい究極の牡蠣フライだ。「たまたま空いてて待たずに入れたよ」なんてことはあり得ないから、行列を覚悟してお店に向かうように!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 三友
住所 東京都中央区日本橋人形町1-10-8
時間 11:00~14:00
休日 土日祝
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼1時間並んでも食べたいウマさだ。