2021年9月15日から全国のはま寿司にて始まった「牡蠣とうまネタ祭り」。公式HPを見ると、牡蠣に全てがかかっているようなラインナップ。

時には他に主役級の品が隠されていることもあるが、今回はそういうパターンじゃない。食べに行ってみることに。

・牡蠣

牡蠣はそれなりに高級な食材。しかし、はま寿司は「広島県産牡蠣握り」を税込み110円で出すもよう。

ちょうど去年の今頃にも同じく牡蠣が主役だったイベントを行っていたが、今回のクオリティはどうだろうか?

ということで、まずはノーマル。


おっ? なんだかいつもより肉厚じゃないか? ぶっちゃけ店舗次第&入荷状況次第だと思うのだが、こんなサイズのが入ってるパターンもあるんだな……!

バリエーション違いで「もみじおろしのせ」と


ぽん酢ジュレ」がある。どれも魅力的なサイズで、グッドなプリプリ感だ! なんか今日の はま寿司 は特に調子がいい。


食ってみると、やはりこれは上振れを引いたんじゃないかと思う。さすがに全店舗で常にこうではないだろう。

もとの牡蠣が妙に肥えており、去年の牡蠣メインのフェアと比べても明らかにプリプリしている。さらに茹で具合も絶妙だ!

毎月ずっとレビューし続けているが、たまにあるんだよな。謎の上振れデー。こういう日は高確率で全部ウマい。あまり参考にならないかも。

上振れしてるので、一番ウマいのはノーマル。レモンだけで食ってもうめぇ。もし上振れしていなかったら、ピリッとした刺激がウマい「もみじおろし」が強かったかもしれない。


・フライ

もちろんフライもあるぞ! 「広島県産カキフライ軍艦(165円)」だ。


フライはクオリティのブレ具合が少ない。1皿2貫で165円なのでコスパもいい。バリエーションで「お好みソース」と


「タルタルソース」がある。茹でが上振れしていなかったら、カキフライパーティだっただろう。


フレーバーは好きなものをどうぞ。個人的にはノーマルを藻塩で食うのが好きだ。


・酒のツマミ

順当に主役の牡蠣がイイ感じなので、牡蠣だけ大量に食ってフィニッシュしたいところだが、もう1つくらい何か紹介するならこれだ。

「北海道産アカイカのうに和えつつみ(110円)」。公式HPによると、こちらは関東、東北、北海道のみだそう。


その他の東海・北陸・関西・中国・四国・九州・沖縄の店舗では、「いか刺しのうに和えつつみ」になっているもよう。

まあ似たようなものだと思う。今回の酒のツマミ枠でぶっちぎりの優勝だ。イカとウニで作った塩辛みたいな味。

可能なら20貫くらいテイクアウトして家で酒を飲みたかったが、テイクアウト不可の商品とのこと。じゃあ店舗でキメるしかねぇな。


・マジでレアなやつ

最後は、お値段的とクセの強さ的に、ちょっとガン推しはし辛いが、でも回転寿司で出てくるところが素直にすげぇと感じる。

地中海産本鮪ほほ肉握り」。お値段は1皿1貫319円だ。見よ、この澄んだ赤と立派な筋肉の筋を。パワー!


頬の肉なので筋肉が非常に発達している。ちょっと時間が経ったら臭くなるし、冷凍してもマズくなるので、生で食べられる機会は漁港近くくらいでしかない。あっても加熱済みがデフォ。

この埼玉という、縄文海進あたりを最後に海を失った海産物にとっての地獄まで生でイケるウマさを保ったまま運んできたのはマジで頑張っていると思う。私なら埼玉は見捨てる。

メニュー表を見ると、やはり数量限定だった。


見てわかるバキバキの筋繊維の通り、魚らしからぬ食い応えだ。臭みがゼロなので、ガチで新鮮なのだと思う。マグロだが、例えば大トロとかその辺の赤身とかとは全く別物。馬刺しをイメージした方が近いかも。

弾力が凄まじく、元から硬め。好き嫌いが分かれるものだと思う。ウマいから高いのではなく、純粋に希少で高い系のやつ。珍味。食べたことが無い人は、とりあえず経験として食べておくのもアリだと思う。

参考リンク:はま寿司
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼もちろん今回もフェア対象メニューはだいたいオーダーした。


▼天然紅鮭(110円) 普通の鮭


▼焼津産一本釣り大切りびんちょう(110円) もう5ミリくらい長さが欲しかった気がしなくも無いが、まあ”大切り”圏内か。美味しいです。


レアステーキVer


▼姿やりいか(110円)もしあなたがカキフライのみ20貫くらいキメるつもりなら、こいつも4皿くらいオーダーしてもいいかもしれない。いいリフレッシュになりそう。


▼ベーコンマヨ軍艦(110円) ジャンクみのカタマリ。キッズは絶対好きなヤツ。