世間からは “宿命のライバル” と称されつつも、実は明らかな人気差があることで有名な明治のチョコ菓子といえば「きのこの山」と「たけのこの里」である。もちろん人気があるのは「たけのこの里」で、これまで開催された各種ランキングでもたけのこの里が敗北を喫したことは1度もないハズだ。

それなのに2018年2月26日から7月31日までの約半年間「きのこの山 vs たけのこの里 国民総選挙2018」が開催されるという。えっ……もう完全に勝負はついてるんじゃないの? うーむ、開催の動機が全くもってわからない……。

・結果は目に見えてる

今回は新しく「どっちも派」も加えた三つ巴で開催されるという「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018」。勝利のあかつきには各派が公約として掲げるマニフェストが実現されるうえ、総選挙委員長には嵐の松本潤さんが就任するなど、それなりに見どころはありそうだ。

……んが、そんなことはどうでもイイ。先述のようにたけのこの里の圧勝は目に見えているし、逆に言えば「きのこの山の大虐殺」が繰り返されるだけである。これ以上、きのこの山を傷つけるなんて明治は一体何がしたいというのだろうか?

単純に考えれば “単なるPRイベント” と思われるが、天下の明治様がこんなにもミエミエの茶番を展開するとは考えにくい。きっと大正時代創業の歴史ある老舗菓子メーカー明治様ならではの深い理由があるハズ……! 

・単刀直入に明治様に聞いた

そこで明治様に「勝負はとっくについてるのに、なんでこんな不毛な戦いをするんですか?」とズバっと聞いてみることにした。以下で明治製菓からの返答をご覧いただきたい。


「我々が見ているのは、あくまで表面的な部分だけだと思います。本当にたけのこの里のほうが人気だという証拠がどこにあるのでしょうか。歴史を見ても、当選確実と思われていた人が落選してしまったような選挙は数多くあったはずです。

“本当の人気はどちらにあるのか?” その答えを知るために、今回は選挙を行う運びとなりました。

Twitterでのつぶやき件数などは “きのこの山” の方が多い場合もありますし、今はSNS全盛期なわけですから、きのこが勝つ可能性は十分にございます。結果を決め付けるような発言は控えていただきたいです


お、お……怒られた! 納得しかねる部分もあるが、明治様がここまで強気ということはもしかしたら「きのこの山」にも勝機があるのかもしれない。逆に言えば、今回きのこの山が惨敗したらそれこそ茶番と言われかねないので、きのこの山派の人はフルパワーで投票する必要がありそうだ。

とにもかくにも決戦の火ぶたは切って落とされた。どうせやるなら「負けたら即引退」くらい思い切って欲しい気もするが、今は両者の戦いを見守ることにしよう。約半年後、我々はきのこの山革命を目の当たりにする……のかもしれない。

参考リンク:きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018
Report:P.K.サンジュン

▼なお、霊長類最強女子・吉田沙保里さんも たけのこの里派だと明かしている。ぐぬぬ……!