元レスラーのザ・ロックことドウェイン・ジョンソンは俳優へ華麗なる転身を遂げ、カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズなどに出演し、ハリウッドで大活躍中だ。
そんな彼の最新作『Skyscraper』のポスターに、一部のネット民から「物理学的にあり得ない」との声が! すると……他のユーザーからも様々なコメントが飛び出し、事態になったようだ。
・ロック様主演の映画のポスターが変だと話題に
米ニュースサイト『boredpanda』によると、『Skyscraper』の舞台は近未来の中国。ロック様演じる主人公ウィル・フォードが、“ザ・パール” と呼ばれる超高層ビルに調査に入った際に起こる事件が描かれる作品だ。
問題のポスターはクレーンからジャンプしたロック様が、向かいのビルに飛び移ろうとするシーンがデザインされている。しかしクレーンとビルの距離が離れすぎていて、ネット民が「物理学的にあり得ない!」と騒ぎ始めた訳である。
・物理的に証明しようと試みるネット民が登場!
事の発端となったのは、基本的な物理学の知識があり、小説や映画の脚本も執筆しているジェイムズ・スミスさんという男性。
彼がポスターの画像に赤と緑、黄色の線を書き加え、緑は「前へ飛び出し勢いを失わなかったパターン」で、赤は「最初上にジャンプしてしまったパターン」とコメントで説明。そして黄色は「スクワット体勢で飛び出したパターン」だと解説し、いずれにしても落下は免れないとしている。
つまり、「どう飛んだところで、これだと死んでるでしょ!?」ということが言いたいようだ。
・様々な意見が噴出
すると、彼の投稿を受け「このジャンプを成功させるためには、ロックは1秒で12.7メートルの距離(時速28.4キロ)を駆け抜けなければダメだ。ウサイン・ボルトの最高記録が時速27.4キロだからな」とコメントする人も登場。
その他にも、物理の知識がない人にはチンプンカンプンの数式を持ち出す人も現れ、とにかく「このジャンプは不可能だ」と言いたいようである。
・ポスターがイジられまくる結果に……
しかし、そんな物理的な理論に反するかのごとく、「どうして、“クレーンからビルに向かってジャンプしてる” って決めつけるんだ。もしかしたら、ビルの中から吹き飛ばされてるかもしれないじゃないか」と、発想を切り替えた意見を述べる人も。
しまいには、空飛ぶメリー・ポピンズのようにロック様に風船を書き足したり、スキー板を加えたりでやりたい放題に! その結果ロック様のカッコいいポスターが、イジられまくることになってしまったのであった……。
フィクションは “現実で不可能なこと” を描けるからこそ面白いのであって、そこを突っ込んでいてはキリがない。とはいえリツイート数が1万6000件超えとなっているのは、ロック様が超人気者だからだと言えそうだ。
参照元:Twitter @jpsmythe、boredpanda(英語)
執筆:Nekolas
▼こちらが「物理学的にあり得ない」と騒がれてしまったポスター
https://twitter.com/jpsmythe/status/959561969618620416
▼映画『Skyscraper』の予告編