2018年に入ってから、雪に関するニュースが続いている日本列島。こうまで雪が降ると、飛行機や列車など、様々な交通機関の運行に影響が出るから大変だ。
特に車はモロに影響を受けるが、何やら海外には雪山もへっちゃらな改造車があるらしい。製作したのは米国の日産自動車。なんと、ベース車両は同社の本格スポーツカー「フェアレディZ」だというから驚くしかない。
・フロントに巨大なスキー板を装備
改造車の名前は『370スキー(370 Zki)』である。Nissan USAの情報によると、このマシンは、フェアレディZのオープンタイプ「370 Zロードスター(日本名:フェアレディZロードスター)」をベースに製作されたものだ。
『370スキー』という名前の通り、フロントタイヤに代わってフロントには巨大なスキー板を装備。リアにもクロール(キャタピラー)が搭載されており、まるでスノーモービルのような雪上専用マシンに仕上がっている。
エンジンやトランスミッションに変更は無く、332馬力のパワーを誇る、3.7リッターV型6気筒エンジンに7速ATの組み合わせとのこと。動画「Nissan hits the Znow with the 370Zki Roadster」でマシンの様子を確認すると……。
・雪上を豪快に爆走
ウォォォーーー! 雪上を豪快に爆走する姿が激カッコィィィイイイーーー!! 超ワイルド&スポーティーな外観だけでなく、しっかりと優れた走行性能を備えているところは、さすが “技術の日産” である。
ちなみに、『370スキー』は特別に製作されたコンセプトモデルとなっており、市販化は予定していないとのこと。もしこのマシンの足まわりとタイヤをすぐに取り替えられるモデルを日産が発売すれば、豪雪地帯で重宝されるかもしれないだけに残念だ。
参照元:YouTube、Nissan USA「Releases」(英語)
執筆:K.ナガハシ